河出文庫<br> 日本人の源流―核DNA解析でたどる

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河出文庫
日本人の源流―核DNA解析でたどる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419510
  • NDC分類 469.91
  • Cコード C0145

内容説明

アフリカを出た人類の祖先は、いかにして日本列島にたどりつき「ヤポネシア人」となったのか?中国人や東南アジア人ともかけ離れた、縄文人のDNAの特異性とは?また、縄文人・弥生人とも異なる集団は存在したのか?さまざまな証拠を組み合わせて導かれる日本人の実像とは?先端科学を駆使して、日本列島人20万年の旅のミステリーに挑む!

目次

1章 ヒトの起源―猿人、原人、旧人、新人…人類はいかに進化してきたのか
2章 出アフリカ―日本人の祖先は、アフリカ大陸からどう移動していったのか
3章 最初のヤポネシア人―日本列島に住むわれわれの源流を探るアプローチ法とは
4章 ヤポネシア人の二重構造―縄文人と弥生人は、いつ、どのように分布したのか
5章 ヤマト人のうちなる二重構造―従来の縄文人・弥生人とは異なる「第三の集団」の謎
6章 多様な手法による源流さがし―Y染色体、ミトコンドリア、血液型、言語、地名から探る

著者等紹介

斎藤成也[サイトウナルヤ]
1957年、福井県生まれ。2002年より国立遺伝学研究所教授。22年3月に退職し、現在は同研究所特任教授。琉球大学医学部・先端医学研究センター客員教授。さまざまな生物のゲノムを比較し、人類の進化を探る一方、縄文人など古代DNA解析を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

47
この10年で、DNA研究もヒトゲノム全体を対象にできるようになったという。この分野の技術革新には目を瞠るものがある。縄文系の人々のいた列島に、弥生系の人々が移り住んで、日本列島の人々が形成された、という従来説を、ゲノムを統計にかける研究からも裏づけたという。複数の異なるアプローチからの結論だから信頼性は大きい。さらに後者にも細かい分析を加え、日本列島の歴史に新しい光を当てる。なるほど「砂の器」が……。驚いたのは3つの説をひとつのグラフにする図版。ふつうは文章表現するところを一目瞭然にしたすごいアイディア!2023/03/17

佐倉

7
南方系の縄文人と北方系の弥生人との混血が現在の日本人を形作った……というのが一般に流布している日本人の起源説だが、三貫地貝塚から出土した縄文期の人骨から採取したDNAを解析し各地に住む現代人と比較すると定説とは違う結果が導き出されるという。出アフリカ後、サフル大陸に行った系統、南方諸島に住む現代人とのDNAの共通性よりも北方系や南米の先住民との共通性の方が高く、それにしても67%で横ばい。曰く「縄文人の祖先さがしは振り出しにもどってしまった」。じゃあ彼らはどこから?というのは今後の研究の課題となるようだ。2023/03/15

くらーく

1
縄文人、弥生人の他に、もうひとつの系統が見られる日本人のDNA分析結果かな。そこに至る過程や分析上の課題等をつらつらと述べられていて、研究者の本らしい。解き明かすと言っても、著者の解釈であって、まだ、結論は出ていない(出ない)のでしょうな。サンプルが少ないにしても、アイヌ人のデータの扱いは難しそうです(図40、41)。6章の多様な手法による源流探しになると、苦労の跡が。。。データがあっても、相関が分からないのでいろいろと。。。と言う感じが。2024/05/02

bittersweet symphony

1
ディティールや解析のノウハウ的な部分はともかくとして、古代出雲の人種的な立ち位置はじめ結論はこれまでの説の再確認的な印象はありますね。2023/06/20

Go Extreme

1
ヒトゲノム:23本の染色体 日本人の先祖・ヤポネシア人 ネシア=島々 二重行動モデル:縄文時代まで&弥生時代以降 ヒトの起源:700万年前~アフリカでの新人誕生 ヒトの起源の概念図 出アフリカ:7~8万年前・ユーラシアへの拡散・遺伝子の波乗り 現代人集団の進化系統樹 最初のヤポネシア人:縄文人の核ゲノム塩基配列 二重構造:アイヌ人とオキナワ人の核ゲノム ヤマト人・二重構造:三段階渡来説 出雲・東北ヤマト人 源流探し:Y染色体・ミトコンドリアDNA解析・血液型・言語・地名2023/05/07

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