河出文庫<br> 帰去来殺人事件―山田風太郎傑作選 推理篇

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河出文庫
帰去来殺人事件―山田風太郎傑作選 推理篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419374
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

驚嘆のトリックでミステリ史上に輝く「帰去来殺人事件」をはじめ、「チンプン館の殺人」「西条家の通り魔」「怪盗七面相」など名探偵・荊木歓喜が活躍する傑作短篇8篇を収録。

著者情報
1922年兵庫県生まれ。「眼中の悪魔」などで探偵作家クラブ賞を受賞。『甲賀忍法帖』など〈忍法帖〉シリーズで一世を風靡。主な作品に『魔界転生』『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』など。2001年没。

内容説明

新宿のボロアパートに住むヤミ医者で、他人の素姓あらいと悪の詮索が大嫌い。鬼才が生み出した愛すべき名探偵荊木歓喜が活躍する短篇八篇を収録。最初の事件「チンプン館の殺人」、資産家一家に忍び寄る魔手「西条家の通り魔」、驚愕のトリックでミステリ史上に輝く「帰去来殺人事件」など、歓喜先生の名推理が冴えわたる傑作集。

著者等紹介

山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年兵庫県生まれ。東京医科大学卒。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田風太郎賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鱒子

71
藤田和日郎さんの表紙に釣られて購入。偏屈医者 荊木歓喜先生が探偵の短編集です。歓喜先生の肉体的負傷の理由が明らかになります。推理ものとしては荒唐無稽な謎解きもありますが、主題はそこよりも女の哀しさと強さ、そして歓喜先生の魅力。ところでふぢたさん、こんなゴージャスな表紙描いている場合じゃないですよ、これはよ漫画化して下さい、お願いします。2023/02/14

だるま

19
没後20年、今尚コンスタントに旧作が出続ける山田風太郎氏の人気の強さに感心しつつ、今回また短編集が文庫になったので再読(内容は出版芸術社の物と一緒です)。犯人当てもあるが、殆どが機械トリックを駆使した不可能犯罪物で、風太郎氏独特の猥雑な文体と相まって、まあ読んでいて癖になるったらありません(^-^)。差別用語とか、バンバン出て来るものなあ。トリックも奇抜過ぎて笑えてしまうし、広い心で読んだらこれ程面白い作品も無いでしょう。編者の日下三蔵氏は昨年の歌野作品を絶賛した唯一の評論家だけど、これは良い仕事でした。2023/01/08

てら

17
山田風太郎が生み出した唯一の「シリーズもの的名探偵」、荊木歓喜が活躍する短編を集めた一冊。晩年の風太郎は「僕は探偵小説に向いていなかった」と語っていたそうだが、とんでもない話で非常にレベルの高いミステリになっている。併せて後年の忍法帖や明治ものに通じる深く多角的な人間観察と描写もすでにほぼ完成していることを再確認した。(戦後すぐの作品なので、乱歩オマージュだったり作者の稚気が見え隠れするのは若気の至りか)2023/02/25

Cinita

8
どぎつく猥雑な昭和の風俗描写や価値観にちょっと腰がひけそうになったけど、豪快な物理トリックや、皮肉屋ながら人情家の名探偵・茨木歓喜の魅力が存分に味わえる、よい短編集でした。表題作は別格で、意表をついたアリバイトリックや二転三転する事件の構図、生と死が彩る濃密な物語が素晴らしい。歓喜先生と事件の関わり方も好き。義侠心の塊。他には、短編とは思えない猟奇殺人とバカトリックの連打にくらくらする「女狩」とあまりにやるせない「抱擁殺人」が印象深かったです。2023/03/28

Porco

8
時は戦後。新宿のボロアパートチンプン館に住み、蓬髪に大柄であり頬傷が目立つ怪異な風貌をした非合法の堕胎専門医である茨木歓喜が探偵役を務める推理短編集。 探偵としては、内面が伺いづらいアクが強い天才型の人物のため短編で輝くタイプのキャラだなという印象で、どちらかというと悪党側の人物ではあるが作中の時代背景と本人の気風の良さにより、古き良き作品の侠客くらいに思える程には現代の倫理上でも不快感は希釈されていると思う。 全体的に言わずともわかる品質であるが、表題作以外では『落日殺人事件』が個人的に良かった。2023/01/07

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