河出文庫<br> サード・キッチン

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河出文庫
サード・キッチン

  • 白尾 悠【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419282
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

留学先のアメリカで孤独な日々をおくる19歳の尚美を救ったのは、多様な生徒が自ら運営する学生食堂〈サード・キッチン〉との出会いだった……仲間に支えられ成長していく姿に共感、感涙必至の青春小説!

著者情報
神奈川県生。米国の大学を卒業後帰国、映画関連会社勤務等を経てフリーのデジタルコンテンツ・プロデューサー、マーケター。17年R-18文学賞大賞&読者賞受賞、18年『いまは、空しか見えない』でデビュー。

内容説明

念願叶ってアメリカの大学に留学するも、英会話がままならずひとりぼっちの尚美は、ある日、人種や性別などあらゆるマイノリティが集う特別な学生食堂に招かれる。手作りの多国籍な料理に癒されると同時に、自らに潜む偏見や差別意識に気付いた尚美は初めて自分と深く向き合う―時に傷つき、傷つけながらも仲間と支えあい前へ進む姿に感涙する、青春小説の傑作!

著者等紹介

白尾悠[シラオハルカ]
神奈川県生まれ。東京育ち。米国の大学を卒業後、帰国し、現在はフリーの企画者/マーケター。第16回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞&読者賞をダブル受賞し、2018年に受賞作を収録した『いまは、空しか見えない』(新潮文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolgang1957

52
青年は傷つきやすく臆病です、英語が拙くて言いたいことが伝わりません、バービー人形たちの間で劣等感に苛まされてます。でもそれは日本に居たって言葉が出ない、そんな状況は沢山ある、それに語彙が少なく的確な言葉を紡ぎ出せないのは同じ事、(このレビューも)。…でも舞台が留学中だからそんな光景が増幅されて心象がよくわかります。知る事が大事、無知は罪、と言われても勉強してないと理解はできませんよね。先生が言ってたように、考え続けないと…… 2023/12/04

ゆみのすけ

28
読み応えがある、とてもいい本だった。アメリカの大学に留学したナオミ。英語に不慣れで、コミュニケーションがうまくとれないこと。他人の援助により留学生活を送るという経済面の厳しさ。それにより他人に揶揄され、差別されていると感じていた。息苦しい毎日に出会ったのがサードキッチン。そこは人種や性別などのマイノリティが集う特別な食堂。自分は他人を差別するわけがないと思っていても、無知ゆえに差別し、人を傷つけていることもあるなんて、考えてもみなかった。他人に目を向け、答えが出なくても考え続けることの大切さを知った。2023/12/24

鈴木拓

26
無意識のうちに人を差別していることは誰にでもあるのだろうし、それをすべて否定することもできない。むしろ、自分自身にもそれがあり、他の人にもそれがあるという前提で、どのように人と対していくのかを考える必要がある。それも自分自身の頭でしっかりと。自ら発する言葉に悪意がなくても、相手を傷つけていることがあるし、自分自身が傷ついていることもある。マイノリティ=アブノーマルではないし、違うことが当たり前なのだと頭では理解しても、きっと本質的に受け入れるのは簡単ではないのだろう。先入観を持たずに読んでほしい良書。2022/11/30

Y.yamabuki

20
サラット良いとこ取りの留学も有れば尚美の様な濃厚な留学も有る。彼女は多様な留学生やマイノリティの中で、居心地の良さを感じる一方自分の中にも有る無意識の差別と向き合っていく。私も尚美と同様“する方にもされる方にも気付きにくい差別がある”と知った。例えば他の民族の意匠を文化への理解と敬意無しに単にお洒落だからと採り入れれば、“文化の盗用”になってしまうのだろう。難しい!けれど向かい会って行かなければ。柚木さんの解説には共感。尚美がマジョリティー側の人の中にも真に理解し会える友が出来ればなと思う。2023/02/24

NAOAMI

19
アメリカの大学に通う尚美。自信があった英語力もネイティブの前では歯が立たず通じないもどかしさから引きこもりがちに。そんな彼女がマイノリティが集うサード・キッチンに出会い、仲間から刺激を受け成長していく話。戦争は歴史で習った。差別はいけないと道徳は教えた。トランスジェンダーの概念は認めても、身近な話だったらどうだ?肌の色?気にしない。でも隣の人が黒人だったら?自分が抱えていた無知にも欺瞞にも気づかされる。尚美が知らず知らず差別する側になって初めて、自己と向き合い、仲間と分かち合うことで得たものの尊さに感動。2022/11/28

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