河出文庫<br> さよならの儀式

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河出文庫
さよならの儀式

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  • サイズ 文庫判/ページ数 433p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309419190
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

親子の救済、老人の覚醒、30年前の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ、無差別殺傷事件の真相、別の人生の模索……淡く美しい希望が灯る。宮部みゆきがおくる少し不思議なSF作品集。

著者情報
1960年、東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『理由』で直木賞を受賞。著書に『龍は眠る』『本所深川ふしぎ草紙』『火車』『蒲生邸事件』『模倣犯』他多数。

内容説明

長年、一緒に暮らしてきた仲良しのロボットと、お別れの時がきた。表題作「さよならの儀式」他、親子の救済、老人の覚醒、三十年前の自分との出会い、無差別殺傷事件の真相、別の人生の模索…SFが持つ無限の可能性が宮部みゆきの語りの才能と結びついた八編。宮部ワールド新境地、初のSF作品集。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、『火車』で山本周五郎賞、『蒲生邸事件』で日本SF大賞、『理由』で直木賞、『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

419
宮部みゆき初のSF短編集。8つの作品から成るが、「聖痕」などはSFというよりもオカルトといった内容である。また、他のものも設定こそはSFではあるものの、いずれも作品の本質は別のところにありそうである。解説の大森実などは、興奮気味に先行のSF作品と重ね合わせて語っているが、私は宮部みゆきとSFとの相性は必ずしも良くなかったのではないかと、いささか懐疑的である。例えば巻頭の「母の法律」などは、設定の説明に追われるあまりに小説のスピード感を犠牲にしているばかりか、冗長さをもたらす結果になっていたりするのである。2024/04/16

射手座の天使あきちゃん

212
昔、ドはまりした宮部さん ここ数年はご無沙汰でしたが久し振りに手に取ってみたら、まぁ何ともシュールなSF短編集でした。 比較的読み易いのは、「わたしとワタシ」、「海神の裔」、「戦闘員」、「さよならの儀式」、難解なのは、「母の法律」、「星に願いを」、「保安官の明日」、ヤバい感じなのは、「聖痕」 読み終わったら思考回路がサーマルアラート状態でした! <(^_^;2024/05/12

yoshida

95
宮部みゆきさんのSF短編集。SFでも描かれるクオリティは高い。人間の持つ様々な感情が質感を持ち描かれる。作中に様々なSF作品へのオマージュがある。最も印象深いのは「母の法律」。虐待された子を引き取るマザー法。虐待の記憶は措置で深層に封じられる。殺人犯である実母。少人数で対話を見る機会を得た子。同じ養父母に引き取られた姉と参加する子。そこに待つ破綻と狂気のカタルシスは息を呑む。少年法で保護された人物を祀り上げる「聖痕」。あまりにグロテスクに人間の内面を抉る「星に願いを」。クオリティ高い充実の作品集。堪能。2023/08/04

エドワード

82
子供の頃、テレビと漫画で夢中になったSFの世界。宮部さんが紡ぎ出す科学用語から立ち上るSFの香りに痺れる。なんといってもロボットと宇宙人がSFの王道だ。「愛情や共感は人類の宿痾だ。」人型ロボットに人間が抱く愛情を描く標題作。大森望さんの解説にある、宮部さんが両親に贈ったルンバがヒントというのが感動的だ。防犯カメラに擬態して侵略する宇宙人、隕石=宇宙船で地球へ飛来し人間に寄生する精神生命体、フランケンシュタインのトムは漁村の神様になる。この、怪奇大作戦やウルトラマンの世界へ一気にワープする感覚、満足の一言。2023/03/14

ピース

77
SFの短編集。とは言っても蒲生邸事件なんかとはちょっと違ってた。「さよならの儀式」がよかった。ただ結末がハッキリしない話が多かったように思った。2023/03/08

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