出版社内容情報
宮脇 俊三[ミヤワキ シュンゾウ]
著・文・その他
内容説明
北は根室本線の根室から、南は指宿枕崎線の枕崎まで、二十六の終着駅を訪れる“行き止まり”鉄道紀行。全線完乗、最長片道切符の旅、そして終着駅へ。宮脇俊三の鉄道に対する愛情は、徹底して乗り尽くす旅路に詰まっていた。現在、本書で訪れた終着駅のいくつかが姿を消した。終着駅へ至る車窓は、在りし日の昭和の記録でもある。
目次
北海道(根室(根室本線)
根室標津(標津線) ほか)
東北・関東(比立内(阿仁合線)
女川(石巻線) ほか)
中部(東赤谷(赤谷線)
別所温泉(上田交通別所線) ほか)
近畿・中国・四国(伊勢奥津(名松線)
片町(片町線) ほか)
九州(門司港(鹿児島本線)
杉安(妻線) ほか)
著者等紹介
宮脇俊三[ミヤワキシュンゾウ]
1926年、埼玉県生まれ。東京大学西洋史学科卒業後、中央公論社に入社。出版部長、『中央公論』編集長等を経て、1978年に退社。同年に国鉄全線乗車記『時刻表2万キロ』を刊行し、日本ノンフィクション賞を受賞。2003年2月26日病没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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涼
55
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/08/post-836362.html どこか侘しい感のある終着駅ばかりを集めた本書は、どこを読んでも楽しくなります。2023/08/26
吉積康太
1
読書記録2025 14/100 「終着駅に行ってきます」というタイトルが良い。 ついつい読んでしまった。2025/03/23
Takahide✈Yokohama
0
電子図書で再読。本では気が付かなかったが『厚床ー中標津7.5キロ』は47.5キロの誤り。紹介されている25駅のうち既に存在しない駅が9駅(根室標津、十勝三股、増毛、瀬棚、熱塩、東赤谷、谷汲、片町、杉安)。終着駅ではなくなった駅が2駅(比立内、海部)。行ったことある駅が18駅(根室、根室標津、増毛、女川、間藤、海芝浦、別所温泉、氷見、井川、武豊、谷汲(廃駅後)、伊勢奥津、片町、海部、境港、仙崎、門司港、枕崎)。宮脇さん、カニ好きだよねぇ。2024/09/28
おかリン
0
私は汽車に乗って終着駅へ向っていればそれでよいのだか、p244あとがき 遠くへ行くばかりが旅ではない、 日常性の脱却にこそ旅の価値があるのであって距離は問題ではない p94海芝浦2024/08/29