出版社内容情報
人類の歴史に「身体」を位置づけ、精神、言葉、思考、そして演劇、舞踊といった諸芸術との関係をスリリングに描く身体論の必読書。
内容説明
言葉、詩、美術、音楽、建築、映画、演劇、そして舞踊―あらゆる芸術は出来事として体験される。その出来事を前に、嵐のように襲う感動に打ち震えるこの身体とはいったい何か。身体と精神、さらには個と社会との関係性を新たに捉えなおし、人間という生命現象の始原、不思議に迫る身体論の必読書。文庫化にあたって特別書下ろし「人間、この地平線的存在」を収録。
目次
1 メディア(人類の星の時間のメディア―変容する身体;二十世紀芸術、舞踊へ―変容する芸術 ほか)
2 身体(身体教育ということ;国語教育と身体 ほか)
3 表現(男が着飾る時代へ―ファッションの身体;写真は時間芸術である―写真の身体 ほか)
4 舞踊(舞踊の始原―ピナ・バウシュの問い;ディアギレフと二十世紀バレエの流れ―ディアギレフの場所1 ほか)
5 思考(思考の身体)
著者等紹介
三浦雅士[ミウラマサシ]
1946年青森県生まれ。「ユリイカ」「現代思想」の編集長を経て80年代、批評家に転じる。文学・芸術を中心に執筆活動を展開。その間、舞踊への関心を深め90年代には「ダンスマガジン」編集長に。思想誌「大航海」創刊。著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞)、『小説という植民地』(藤村記念歴程賞)、『身体の零度』(読売文学賞)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
らむだ
Go Extreme
takao
みかん