河出文庫<br> 考える身体

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河出文庫
考える身体

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309418179
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0110

出版社内容情報

人類の歴史に「身体」を位置づけ、精神、言葉、思考、そして演劇、舞踊といった諸芸術との関係をスリリングに描く身体論の必読書。

内容説明

言葉、詩、美術、音楽、建築、映画、演劇、そして舞踊―あらゆる芸術は出来事として体験される。その出来事を前に、嵐のように襲う感動に打ち震えるこの身体とはいったい何か。身体と精神、さらには個と社会との関係性を新たに捉えなおし、人間という生命現象の始原、不思議に迫る身体論の必読書。文庫化にあたって特別書下ろし「人間、この地平線的存在」を収録。

目次

1 メディア(人類の星の時間のメディア―変容する身体;二十世紀芸術、舞踊へ―変容する芸術 ほか)
2 身体(身体教育ということ;国語教育と身体 ほか)
3 表現(男が着飾る時代へ―ファッションの身体;写真は時間芸術である―写真の身体 ほか)
4 舞踊(舞踊の始原―ピナ・バウシュの問い;ディアギレフと二十世紀バレエの流れ―ディアギレフの場所1 ほか)
5 思考(思考の身体)

著者等紹介

三浦雅士[ミウラマサシ]
1946年青森県生まれ。「ユリイカ」「現代思想」の編集長を経て80年代、批評家に転じる。文学・芸術を中心に執筆活動を展開。その間、舞踊への関心を深め90年代には「ダンスマガジン」編集長に。思想誌「大航海」創刊。著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞)、『小説という植民地』(藤村記念歴程賞)、『身体の零度』(読売文学賞)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

238
「人は、眼で、見ているのではない」。インパクトのある言葉が、あちこちに散らばっていた。「全身を使って見ているのだ」と言う。ユニークな「身体論」で大いに刺激を受けた。あらゆる芸術の起点に"痛み"がある。体に彫り込んだ文様。故に「刺青の美は痛みの美である」。これが、甲骨に刻まれた文字の起源だともいう。心に響いた。2021/07/18

らむだ

4
“あらゆる芸術は出来事として体験される”という思考を軸に展開される身体論。 ※1999年12月にNTT出版より刊行された単行本の文庫化。文庫化にあたり書き下ろし「人間、この地平線的存在」収録。2024/03/26

Go Extreme

2
メディア:変容する身体・芸術 考える身体ーダンス・スポーツ・老いることの意味 身体:身体教育ということ 国語教育と身体 文字と刺青 身体の接近法 現代身体加工学 表現:男が着飾る時代へ―ファッションの身体 写真は時間芸術である―写真の身体 建築・デザイン・映画・音楽の身体 舞踊:舞踊の始原―ピナ・バウシュの問い ディアギレフと二十世紀バレエの流れ 円環の変貌ーベジャール  コンテンポラリー・ダンスの風ーバレエの現在 思考:思考の身体2021/07/06

takao

1
ふむ2024/10/22

みかん

0
個人的にはディアギレフ以上にマーモントフがバレエ史に与えた影響に焦点が当たっていたのは嬉しい2022/07/31

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