出版社内容情報
「ベートーヴェンの音って?」から、ソナタ、協奏曲、交響曲まで。演奏からその魅力を解き明かす。文庫オリジナル編集。
内容説明
これはベートーヴェンの音ではない、とルドルフ・ゼルキンが自らの音を嘆いた、その意味する音とはどんなものだったのだろうか?―その音を求めて、ソロモン、ギレリス、グルダ、アルゲリッチ、クレーメル、ムター、ヨーヨー・マらや、トスカニーニ、マゼール、アーノンクールら新旧の演奏家・指揮者をきく。待望の文庫オリジナル。
目次
ベートーヴェンの音って?
クレーとベートーヴェン
静けさの効果―歌舞伎と『第九』
中国とベートーヴェン
イーヴ・ナット/『ピアノ・ソナタ全集』
ソロモン/『ピアノ・ソナタ集』
ヴラダー/ピアノ・ソナタ第3番、他
ゲルバー/ピアノ・ソナタ第8番『悲愴』、他
ペライア/ピアノ・ソナタ第17番、18番、26番
ギレリス/『ハンマークラヴィーア』、他〔ほか〕
著者等紹介
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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