出版社内容情報
圧倒的な人気を誇るホロヴィッツと、著者が愛した名ピアニスト3人――ルービンシュタイン、リヒテル、ミケランジェリに関する一冊。
内容説明
晩年の来日公演を「ひびの入った骨董」と看破しつつも、その往年の圧倒的な演奏を“事件”とまで称揚したホロヴィッツ。批評を突き抜けた透明感に圧倒されざるをえないルービンシュタイン。独自の音楽世界を追究した巨人リヒテル。音色の魔術師ミケランジェリ。著者が最もこだわった、魅惑の四大ピアニストの肖像。
目次
ウラディミール・ホロヴィッツ(二十世紀のピアニストたち;バイロン・ジャニスとホロヴィッツ ほか)
アルトゥール・ルービンシュタイン(ルービンスタイン賛;ルービンシュタイン ほか)
スビャトスラフ・リヒテル(「リヒテル“謎”甦るロシアの巨人」;現代ピアノ界の巨人の演奏 ほか)
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(底の知れない深さ;ドビュッシーとベートーヴェン ほか)
著者等紹介
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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