河出文庫
NOVA〈2019年秋号〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309417059
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

オール読切の新作SF。草野原々、高野史緒、高山羽根子、田中啓文、谷山浩子、津原泰水、トキオ・アマサワ、藤井太洋、麦原遼。

内容説明

百合SF、捕鯨アイドル、タイムマシンの作り方。オール読み切り・完全新作「小さなSF専門誌」

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家。責任編集を務めたアンソロジー“NOVA書き下ろし日本SFコレクション”全10巻で第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

24
ここが日本SF最前線という印象でどれも面白かった。各々作風とテンションが全く違うし攻めの姿勢で大暴れする作品も多くて読み終わるごとに翻弄される。特にお気に入りは田中啓文「宇宙サメ戦争」とアマサワトキオ「赤羽二十四時」。おバカで勢いがあってかっちりしてるのが好きです。2019/08/25

ぜんこう

23
やっぱり田中啓文さんの「宇宙サメ戦争」がダジャレにパロディーてんこ盛り・・・「やっぱりEナンバー、百人乗っても大丈夫」は吹き出しました・・・自室で読んでて良かった。 あとはアマサワトキオさんの「赤羽二十四時」・・・コンビニが野性に戻るというすごい発想。 高山羽根子さんの「あざらしが丘」も期待したけど、その次の田中啓文さんが強烈過ぎて印象に残りませんでした(;_;)2019/09/30

そふぃあ

20
春号より一皮向けた(ぶっ飛んだ)作品が多くなった印象。総括すると「豊穣のバカSF」。アマサワトキオと草野原々が好きすぎた。「赤羽二十四時」:野生のコンビニを乗りこなすとかワケわからんし(褒め言葉)、『羅生門』の下人をリスペクトするぺこ&りゅうちぇるとか意味わからんすぎる(最高)。「いつでも、どこでも、永遠に」:狂気が突っ走ってバチボコのハードSFになったと思いきやそのまま天元突破し常人には理解不能な終わりに向かってくのマジで好き。2019/08/15

阿部義彦

19
全て大森望の依頼による書き下ろし完全新作の饗宴です。最近のSFの傾向もわかり、私の世代には親しんだ歌手谷山浩子さんから百合SFの草野原々まで、どれも楽しめました。お気に入りは駄洒落ハチャメチャSFの「宇宙サメ戦争」です。亡くなった横田順彌さんみたいなハチャハチャぶりでした。落語かよ!コンビニが生きて立ち上がる奇想天外な「赤羽二十四時」も凄かった。もう脳味噌ワヤクチャDEATH!夢ではじまり夢でおわる素敵な構成でした。2019/10/22

かとめくん

15
バラエティに富んでいたのは良いが、少しまとまりに欠けるところはあるかな。油断のできない超展開が多かったが、そこが共通点と言えば共通点か。麦原さん、藤井さん、草野さんの論理は理屈でなく感性でついて行くしかない自分がいた。「いつでも、どこでも…」、「赤羽…」、「あざらしが丘」が良かった。2019/09/27

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