出版社内容情報
学校のいじめをなくすため、大仏のマスクをかぶったヒーロー好き男子とひねくれ演劇部女子が立ち上がる?? 村田沙耶香さん絶賛!
内容説明
学校からいじめをなくすため、大仏のマスクをかぶり、休み時間ごとに、パフォーマンスショーを始めた新島英雄とその演出担当の佐古鈴。二人のアイデアは、たちまち生徒たちの心をつかみ、学校は平和になったかに見えた。だが転校してきた無愛想な美少女あかりが、新たないじめの標的になり…正義とは何かを問う、痛快学園小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
4
ヒーロー物が好きな男子学生が演劇部で演出を担当している同級生の女の子のを巻き込んで学校内のいじめをなくすためにヒーローショー的な見せ物演出で何とかしようと立ち向かう学園もののストーリー。現代感覚的要素が適度に盛り込まれていて小気味よく読める作品でした。2019/09/13
だいゆー
2
(^^2019/06/20
runahi
2
いじめをなくすために休み時間ごとにパフォーマンスをしてみんなの目を引くというすごい作戦はとてもおもしろい。しかし、初めはわくわくして読んだのだが、それ以降の内容が今一つで尻すぼみ感が。「その後の演劇ショー」の短編も、読み進めるのにちょっと苦労するくらいの内容。★★☆☆☆2019/06/26
ぬ。
1
理想と綺麗事で語られる物語のようで、"こうあればいいな"という作者の願いが込められているんだろうと思う。軸がブレることなく一貫して行動し続ける英雄は確かにヒーローだったのかな。『どうぶつ物語』は読み続けるのがなかなか辛いけど、本編の最後にぼかされた2人の未来が、この短編の存在そのものによって語られるのが良い。2019/09/01
こばゆみ
0
自分が休み時間にパフォーマンスをすることで、いじめっ子の気を逸らしていじめを無くそうと奮闘する英雄。その手伝いをする鈴。最後には校長先生も巻き込むのだけど、この校長先生がまた良い先生なのだな。 自分の居場所がある大人が「学校へ行けないのは甘え」と言うのは全く理解がないのだよ。2019/06/25