出版社内容情報
著者ならではの鋭い観察眼で出会った人々との思い出を綴った、初期傑作エッセイ集。『ラブ・イズ・ザ・ベスト』を改題。
佐野 洋子[サノ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
どんなときも口紅を離さなかった母、デパートの宣伝時代に出会った篠山紀信、ヤンキーになったなおみちゃんなど、著者が交わった人々を一枚のスケッチのように表情豊かに描き、ときに笑わせ、ときにホロリと泣かせる傑作エッセイ集。
目次
口紅
丸善のヨシノさん
銀座の似合う男
わたしくそ真面目だから
おぼえていない
年のことは言わない
「鈴木医院」の鈴木先生
キリシマ高原アート山荘
“逆に言えばナ”
雨が降るとラーメンが売れる〔ほか〕
著者等紹介
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。主な作品に『100万回生きたねこ』『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)『ねえ とうさん』(日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)などのエッセイ、対談集も多数。2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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