出版社内容情報
大枚はたいてエーゲのブロンズ像に再び会いに来た女性。惚れたが悪いか。自分だけの世界への愛に貫かれた人間観察エッセイ。
内容説明
忘れえぬ人たちと、かけがえのない想い出が見事に綴られた一冊。乙羽信子、土門拳、司馬遼太郎…さらにコアラと呼んだ宅配青年…そして夫・ドッコイ。惚れたが悪いか!袖ふりあった人との、心に刻み込まれるエピソード。想い出は盗られる心配もない。その幸せがひしひし伝わる珠玉のエッセイ集。安野光雅さんのカットと挿画で。
目次
ホノルルの静かでない生活
のっぺらぼう
デコちゃんレター
眉間の縦じわ
小さな棘
人間鑑定図
年金花火
ホノルル便り
勲章の重さ
菜の花
著者等紹介
高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924年生まれ。女優、エッセイスト。五歳の時、松竹映画「母」で子役デビュー。以降、300本を超える映画に出演。『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など著書多数。夫は脚本家で映画監督の松山善三。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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