河出文庫 KAWADEノスタルジック探偵・怪奇・幻想シリーズ<br> 疑問の黒枠

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河出文庫 KAWADEノスタルジック探偵・怪奇・幻想シリーズ
疑問の黒枠

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309415666
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

差出人不明の謎の死亡広告を利用して、擬似生前葬と還暦祝いを企図した村井喜七郎は実際に死亡し……不木長篇最高傑作の初の文庫化。

内容説明

差出人不明の謎の新聞死亡広告を利用して、自らの模擬生前葬と還暦祝いを企図した商事会社社長・村井喜七郎は本当に死んでしまう。他殺か?さらに死体は紛失し…法医学者・小窪介三は自らの“犯罪方程式”を元に犯人に迫る。息づまるプロットの展開に目を瞠る不木唯一の長篇推理小説、戦後初の文庫化!

著者等紹介

小酒井不木[コサカイフボク]
1890年、愛知県生まれ。推理小説家、翻訳家、医学者。東京帝国大学医学部卒。血清学、生理学を研究、東北帝大衛生学教授、医学博士。『新青年』編集長森下雨村の知己を得、翻訳、研究で探偵小説の普及に努める。1929年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

58
探偵小説の名伯楽による長編ミステリ。著者の作品ということで「恋愛曲線」や「死体蝋燭」といった短編の技巧に満ち溢れたものを想像していたのだが、思ったより平易な文章で読みやすい。内容も死亡広告案内から生前葬中の殺人、行方不明の令嬢と立て続けに謎が提示されるのは嬉しいなあ。ミステリとしては強引な部分とご都合主義も見受けられるが、ストーリーが二転三転、次々に新しい展開になっていくので読んでいて飽きることがない。読んでいて時代を感じさせないというか、大正から昭和初期の探偵小説とは思えない現代的な内容でもありました。2018/07/07

オスカー

22
タイトルと表紙買い。表紙のイメージから西洋的な色合いが強いのかなと思っていたのだけれど、そうでもなかった……? 後半になり、えっ、そうだったの?の人間関係が明らかに。登場人物それぞれそれなりに活躍の場があって、今の探偵小説より私には読みやすく(いろんな文明の利器が出てこないからか?)面白かった。2021/04/16

花々

11
面白い‼次々と別の人に疑惑の目が向き、誰がどういう関係になっているんだろうと、読み耽ってしまいました。不木といえば、自身も医者ということで、お約束の医療系ウンチクが出るのが、個人的にとても楽しみです。実験器具とか、毒薬だとか、色々と怪しいものが出てくる舞台設定も、ワクワクします。2017/11/15

sashi_mono

9
新聞紙上に死亡広告が出された商事会社社長・村井喜七郎は、存命にもかかわらず広告どおり自らの葬儀を執り行うことに。が、式の途中、彼ははからずも何者かに毒殺されてしまう。真相を探るため、独自の犯罪方程式を唱える法医学者・小窪介三とその関係者が、事件解決に挑む長編探偵小説。終始、作者のフェアな姿勢に好感がもてた。シリーズ四冊目にして、アタリ本に巡りあえた。2018/02/07

Kotaro Nagai

5
本日読了。小酒井不木は江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」世に出すことに力を尽くした人としても知られている。本作品は、昭和2年「新青年」に連載された長編第1作。昭和初めの名古屋を舞台に展開される。連載作品ということで、謎が謎を呼ぶ展開で目が離せない。多少拵えすぎの感もないではないが、飽きさせない。河出は「探偵・怪奇・幻想シリーズ」として戦前の忘れられた作品を発掘・復刻しているが、本作品も戦後初の文庫化である。良い企画で続けて欲しい。2017/09/24

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