出版社内容情報
母性の女神に対する愛の女神を貞操帯から語る「女神の帯について」ほか、エロスについてのエッセイ集。新装版で再登場。
内容説明
母性の女神に対する愛の女神を、奇妙な道具“貞操帯”からさまざまなエピソードを紹介して語る「女神の帯について」。乳房についての男性のエロティックな趣味の変化から、男性の“乳房コンプレックス”を考察する「乳房について」。ポルノグラフィーについての豊かな知識を披露する「エロティック図書館めぐり」など十六篇を収録した、エロティシズム論集。
目次
女神の帯について
オルガスムについて
性とは何か
コンプレックスについて
近親相姦について
愛の詩について
優雅な屍体について
サド=マゾヒズムについて
ホモ・ビオロギクス
オナンの末裔たち
乳房について
ドン・ジュアンの顔
エロティック図書館めぐり
ピエール・アンジェリック『エドワルダ夫人』について
玩具考
マンドラゴラについて
著者等紹介
澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928‐1987年。本名・龍雄。東京都芝区高輪車町生まれ。東京府立第五中学校から旧制浦和高校理科甲類に進学。戦後1948年、東京大学文学部フランス文学科に入学、関心はシュルレアリスムからサドへ。1953年卒業の翌年、コクトー『大胯びらき』の翻訳を上梓。1960年、警視庁保安課は澁澤訳『悪徳の栄え』を発禁処分、最高検察庁は猥褻罪で澁澤・石井両氏を起訴、サド裁判始まる。1969年、有罪確定。1970年、初めてのヨーロッパ旅行。1987年8月5日、頸動脈破裂で死去。主要な著作『唐草物語』(泉鏡花賞)『高丘親王航海記』(読売文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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