出版社内容情報
古代ローマの饗宴での想像を絶する料理の数々など美食に取り憑かれた奇人たちの表題作ほか、18のエッセイを収録。新装版で再登場。
内容説明
古代ローマの饗宴での想像を絶する料理の数々、フランスの宮廷と貴族の美食家たちなど、美食に取り憑かれた奇人たちや奇行を描く表題作を含む、二十四のエッセイ集。およそ考えられる限りの料理の数々と奇怪な話が満載。そのほか、ヴィーナス、キルヒャー、ダリなど西欧芸術エッセイ、絵巻と中世に関するものや琳派など日本の芸術エッセイ、土方巽についてのエッセイなど、多岐にわたる一冊。
目次
1 華やかな食物誌(ローマの饗宴;フランスの宮廷と美食家たち ほか)
2(ヴィーナス、処女にして娼婦;ベルギー象徴派の画家たち ほか)
3(建長寺あれこれ;蕭白推賞 ほか)
4(土方巽について;透明な鎧あるいは様式感覚 ほか)
著者等紹介
澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928‐1987年。本名・龍雄。東京都芝区高輪車町生まれ。東京府立第五中学校から旧制浦和高校理科甲類に進学。戦後1948年、東京大学文学部フランス文学科に入学、関心はシュルレアリスムからサドへ。1953年卒業の翌年、コクトー『大胯びらき』の翻訳を上梓。1960年、警視庁保安課は澁澤訳『悪徳の栄え』を発禁処分、最高検察庁は猥褻罪で澁澤・石井両氏を起訴、サド裁判始まる。1969年、有罪確定。1970年、初めてのヨーロッパ旅行。1987年8月5日、頸動脈破裂で死去。主要な著作『唐草物語』(泉鏡花賞)『高丘親王航海記』(読売文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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