出版社内容情報
最高の真理を求める男たちの闘い第2ラウンド! 古代インド哲学から日本の禅まで東洋の“知”が集結。真理は体験でのみ得られる!
飲茶[ヤムチャ]
東北大学大学院卒業。哲学や科学など、敷居の高いジャンルの知識を楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。著書に『哲学的な何か、あと科学とか』『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』など。
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妙な…本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポルコ
100
前作「史上最強の哲学入門」に続き、わかりやすく面白い。これを読んだ後に、京極夏彦の「鉄鼠の檻」を読むと、より楽しく読めそうだ。2017/05/16
chantal(シャンタール)
93
仏教の入門書的な本を探している時にどこかのサイトで分かりやすい本として紹介されていた。仏教を知るためには東洋哲学を知らなければ、という事でインド、中国の哲学を平易な言葉で解説してくれる。「知識として学んだ事は本当の智慧ではなく、経験してみなければ知っている事にはならない。」とされる東洋的な哲学の考え方は言葉では説明できないので、論理を構築していく西洋哲学とは違う。フムフム。でも作者の言う通り、哲学って衣食住足りた暇人の学問だと思う。そんな年がら年中「無我とは?」なんて考えてられないもの😅面白かった!2019/05/03
キク
70
「史上最強の哲学入門」の東洋哲学編。西洋哲学は各世代の哲学者たちが一歩一歩思考を積み重ね、その方法論を含めてバージョンアップを重ねて築き上げてきた(個別の西洋哲学の難しさは、連ドラを途中回から見始めた時の理解し難さだという)それに対して東洋哲学は、紀元前5世紀の偉大すぎる天才、釈迦と老子が結論だけで語った真理を後世の人々がどう解釈するかという形で発展していった。刃牙の烈海王(一発変換ができてビックリした)の名台詞「貴様達が苦しんでいるその場所は、我々が2000年前に通過した場所だ」ってガチだったんだなぁ2022/11/12
十川×三(とがわばつぞう)
68
面白い。圧倒された。東洋の哲学はなんて深いのだ…。▼ヤージュニャヴァルキヤ、釈迦、龍樹、孔孟、老荘、念仏、禅…。言葉では伝えられないという前提である「東洋哲学」を深く掘り下げる。西洋版よりも一人一人の賢人にたっぷりページを割く。読み応えがあった。▼ラストで著者名「飲茶」の由来が発覚。▼表紙絵は「バキ」作者板垣氏。2021/05/24
けいご
67
西洋哲学と東洋哲学の大きな違いを言葉で説明することが難しいながらもわかりやすく教えてくれる1冊★日本に住んでいる以上、僕の中には東洋哲学が無意識に流れ込んでいる事が自覚できる程良くできた内容でした。東洋哲学については言葉にする必要がないので何も言うまいてw「汝、それなり!」2022/02/03