出版社内容情報
今や名画の代表の印象派は、かつて「印象を描いただけ」と最も酷評された絵画だった !? 究極の鑑賞術で印象派の全てがわかる決
西岡 文彦[ニシオカ フミヒコ]
1952年生まれ。多摩美術大学教授。伝統版画技法「合羽刷」の数少ない継承者。著書に『名画の暗号』『絶頂美術館』など多数。「日曜美術館」「世界一受けたい授業」など美術関連番組も多数、企画・出演。
内容説明
単なる“印象”を描いたにすぎないという批評家の酷評から、その名がついた印象派。モネのタッチは「よだれの跡」ルノワールの裸婦の色彩は「腐敗した肉」と嘲笑された。当時の人々にとって、印象派の絵は、なぜ下手で下品に見えたのか?そんな不遇の絵画が、今日では、なぜ名画の代表になったのか?そして印象派が、日本で人気の理由とは?モネ、マネ、ドガ、ルノワール…究極の鑑賞術を通して、印象派の謎のすべてに答える画期的入門書。
目次
はじめに モネは、なぜ「わからない」と非難されたのか
1 モネは、なぜ「下手」と笑われたのか―軽やかな画風が嘲笑された理由
2 印象派はインディーズの元祖だった―印象派展は、なぜ開催されたのか
3 チューブ入り絵の具が印象派を生んだ―印象派はなぜ屋外で絵を描いたのか
4 マネは、なぜ「不道徳」と叱られたのか―リアルなヌードが罵倒された理由
5 画家達のカフェ―皇帝のリューマチが近代都市を生んだ
6 絵画のリゾート―レジャー・ブームが印象派のタッチを生んだ
7 個性のカタログ―印象派の見分け方
8 日本人は、なぜ印象派が好きなのか―明治維新とジャポニスム
9 未完の光―永遠の「今」を求めて
著者等紹介
西岡文彦[ニシオカフミヒコ]
1952年生まれ。多摩美術大学教授。版画家。柳宗悦門下の森義利に入門、伝統版画技法の継承者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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