出版社内容情報
人間は平等ではない。運命も公平ではない。だから人生は面白い。自分は自分として生きる。生き方の基本を記す38篇、待望の文庫化!
【著者紹介】
1931年、東京生れ。聖心女子大学卒。93年、恩賜賞・日本芸術院賞受賞。2003年、文化功労者に。2012年菊池寛賞受賞。著書に『天上の青』『哀歌』『老いの才覚』『人生の収穫』『人生の旅路』等多数。
内容説明
人間は平等ではない。運命も公平ではない。だから人生はおもしろい。人は人、自分は自分としてしか生きられない。すべてこの世にあることは無駄ではなく、幸福も不幸も人間を育て、創る―。「老年に向かう効用」「想定外の人生」「人間の限界」等、生き方の基本を記す感動の三十八篇。
目次
第1章 人は人、自分は自分としてしか生きられない(ファン気質の危険性―流行を追いかける人におもしろい個性などない;所を得る―ものを手放す情熱には、ものを生かしたいという思いがある ほか)
第2章 命も財産も運命から「拝借」している(老年に向かう効用―健康な老成という変化を愉しむ;天から降って来たカラー―逆境に耐えてこそ、大輪の花も咲く ほか)
第3章 ほんものの平和には、苦い涙と長年の苦悩がある(心の裏表―「皆が願えば必ず平和になる」などという甘さ;想定外の人生―どんな困難の中でも人間であり続けること ほか)
第4章 終わりがあればすべて許される(何か一つだけ―人間は万能である必要はない;思考の源流―働きたくない者は、食べてはならない ほか)
第5章 失意挫折を不運と数えてはいけない(お子さま風が大繁盛―誰もが苦しみに耐えて、希望に到達する;カプリ島の豪雨―退路を視野に入れて生きる大切さ ほか)
著者等紹介
曾野綾子[ソノアヤコ]
1931年、東京生まれ。聖心女子大学卒業。79年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者となる。1995年から2005年まで日本財団会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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