河出文庫<br> 池澤夏樹の世界文学リミックス

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河出文庫
池澤夏樹の世界文学リミックス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309414096
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「世界文学全集」を個人編集した著者の人気コラムを完全収録。ケルアックから石牟礼道子まで、新しい名作を紹介する最良の文学案内。

【著者紹介】
1945年帯広生まれ。88年「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。おもな小説に『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『カデナ』など。エッセイに『終わりと始まり』など。

内容説明

旅、辺境、女性、戦争…。自身で編んだ「世界文学全集」を入口として新たな傑作を縦横無尽に語りつくす。ケルアック『オン・ザ・ロード』、バルガス=リョサ『楽園への道』、ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』から、チャトウィン『パタゴニア』、グラス『ブリキの太鼓』、石牟礼道子『苦海浄土』まで。「いま」を読み解く最良の文学案内。

目次

ケルアック『オン・ザ・ロード』
バルガス=リョサ『楽園への道』
クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
サガン『悲しみよ こんにちは』/デュラス『太平洋の防波堤』『愛人 ラマン』
ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』
フォースター『ハワーズ・エンド』
ディネセン『アフリカの日々』/チュツオーラ『やし酒飲み』
フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
残雪『暗夜』/バオ・ニン『戦争の悲しみ』
クッツェー『鉄の時代』
モランテ『アルトゥーロの島』/ギンズブルグ『モンテ・フェルモの丘の家』
ニザン『アデン、アラビア』/ルオー『名誉の戦場』
ウルフ『灯台へ』/リース『サルガッソーの広い海』
カフカ『失踪者』/ヴォルフ『カッサンドラ』
アジェンデ『精霊たちの家』
トゥルニエ『フライデーあるいは太平洋の冥界』/ル・クレジオ『黄金探索者』
エリアーデ『マイトレイ』/モラヴィア『軽蔑』
チャトウィン『パタゴニア』/フエンテス『老いぼれグリンゴ』
アップダイク『クーデタ』
マッカーシー『アメリカの鳥』
キシュ『庭、灰』
カルヴィーノ『見えない都市』
ピンチョン『ヴァインランド』
バース『旅路の果て』
フィッツジェラルド『クレート・ギャッツビー』
ナボコフ『賜物』
グラス『ブリキの太鼓』
『短編コレクション1』
カプシチンスキ『黒檀』/石牟礼道子『苦海浄土』

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞ほか受賞多数。「池澤夏樹=個人編集日本文学全集」では『古事記』の新訳を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃんondrums

27
夏樹せんせぇが隣で語りかけてくれているような、軽い読み口の海外文学書評。夏樹せんせぇ節が全開、蘊蓄おしゃべりおじさま大好きな私にはたまらない。このうち既読はほんの数冊、3分の2ぐらいは読みたい本になってしまった。これで読んだ気にならないで、ちゃんと読みたいものだわ。さりげなく自作品を登場させるのはファンサービス?もちろん読んでますとも。2018/10/22

いちろく

21
「夕刊フジ」で連載された著者が編纂した世界文学全集+αの書評集、というよりも軽い文体のエッセイに近い文学紹介。あとがきでネタにされていたけれど、連載元が連載元なので良い意味で浮いていただろうなと思う反面、凄く贅沢な連載だったろうなとも。掲載元に合わせた柔らかい文体である分、ある種貴重な書評にも思えた。    2021/11/03

こすも

15
池澤夏樹さんは、本を読む上で僕がメンターと仰いでいる一人です。学生時代にいわゆる世界の名作を一通り読み終え、次は何を読めば良いのだろうと思っていたときに、いろいろ教えてくれたのが池澤夏樹さんの世界文学全集でした。特にブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』との出会いは衝撃でした。そんな池澤夏樹さんが、夕刊フジにこんなに面白くてディープなコラムを連載していたなんて!ゴシップ、ギャンブル、裸のおねーさんに挟まれて世界文学とは…いや、そういうの大好きです。この本を読んだら、また読みたい本が爆発的に増えました笑2016/08/27

アドソ

15
買おうか迷っていたところに文庫化。世界文学全集収録作からサーフィンするように次々と関連作品に移っていくのが心地よい。ほとんどネタバレというレベルまで紹介しているのに、それでも読みたいと思わせる魅力的な作品ばかり。著者が優れた書評家であり、かつ自らも作家であるがゆえの視点のなせる業だ。300近くの作品に言及しているけれど、そのうち私の既読は1割にも満たないだろう。読みたい本リストがまた増える。優れた文学を堪能するには人の一生は短すぎると思った次第。2015/11/11

呼戯人

14
池澤夏樹がどれだけ本を読んでいるか、またどれだけ深く触診を伸ばしているか、が一読して分かる本。この本を読んで、文学の勉強をしてみたいと思った。仕事が忙しく、中々本が読めないが、世界中にこんなに名作と言われるものがあるのかと溜息が出た。それでもトーマス・マンやドストエフスキーは入っていないので、正統派の選択肢も必要かなと思った。バルザックもスタンダールも入っていない。私の頭が古いのかもしれないが、標準的な名作も読んでみようと思っている。2017/10/07

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