河出文庫<br> 落語を歩く 鑑賞三十一話

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河出文庫
落語を歩く 鑑賞三十一話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413747
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0176

出版社内容情報

古典落語の傑作三十一話の舞台を訪ね、往時を偲びながら、落語の聞きどころ、味わいどころをたっぷり鑑賞する。

【著者紹介】
昭和10年、東京生まれ。演芸・演劇評論、評伝、エッセイ、コラムなどを執筆。

内容説明

「目黒のさんま」から歩き始め「明烏」まで。江戸のよすがを求めつつ、古典落語の傑作の舞台をそぞろ歩き。名作の世界が、一段と味わい深いものに。往時の風俗、流行、世情などなどが懐かしく偲ばれる、一時代の記録。読んで聴く、聴いて読む。そして本書を頼りに「昭和」の現在をもう一度たどり直す喜びも。

目次

目黒のさんま
堀の内
らくだ
品川心中
蔵前駕篭
芝浜
文七元結
御慶
妾馬
鍬潟
長屋の花見
船徳
ちきり伊勢屋
おせつ徳三郎
百川
お若伊之助
佃祭
景清
高田馬場
小言幸兵衛
野ざらし
首提灯
王子の狐
宮戸川
わら人形
大山詣り
文違い
孝行糖
お見立て
大師の杵
明け烏

著者等紹介

矢野誠一[ヤノセイイチ]
1935年、東京生まれ。演劇・演藝評論家。文化学院卒。新劇の裏方、「精選落語会」のプロデュースなどを経て、執筆活動に入る。96年に『戸板康二の歳月』で第10回大衆文学研究賞、2006年に第14回スポニチ文化芸術大賞優秀賞受賞。菊田一夫演劇賞選考委員、読売演劇大賞選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

9
矢野さんの本はひさしぶり。本書は1964年のオリンピック後の東京の、落語の舞台になつた土地を訪ねたエッセイ。江戸の風情の残滓をうまく見つけた文章で、あざとくなく、適度な余韻もある。矢野さんが師事した戸板さんや、江國滋さんの文章の風合いにも似て、50年前の東京なぞは知りもしないのに、懐かしく感じられた。2017/12/31

うしろや

0
新宿区の隣が何区なのか知らない。新宿駅が山手線だとしても、隣が何駅か知らない。東京のことはほとんどわからない。落語に出てくる地名は知ってるけど位置関係は分からない。この本もあれこれ出てくるけど当然わからないのないない尽くし。いやあ、そんなんどうでもよろし、古き時代の落語のネタの紹介を、古き50年ほど前の本で読む。おもしろい。落語というものがそもそもおもしろいんだから、ちゃんと紹介してればよろしいんじゃないでしょうか。自分がこんなにやさしいとは。いいことでもあったのかな。本の感想って、ほんとにないなあ。2022/05/31

龍太郎

0
東京オリンピックの後、昭和40年代前半の東京を歩き更に昔を思いやる。2019/01/22

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