河出文庫<br> プリニウスと怪物たち

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河出文庫
プリニウスと怪物たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413112
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0195

出版社内容情報

古代ローマの物学者プリニウスの『博物誌』に出てくる火とかげや海坊主、大山猫など、幻想的な動物たちを集めた新アンソロジー!

【著者紹介】
1928-87年。東京生まれ。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた。

内容説明

ローマ帝国の大博物学者プリニウスは、古今東西の事物を収録した浩瀚な百科事典『博物誌』を著した。澁澤龍彦の著作には、プリニウスがあちこちに登場する。一本足の人間、火とかげサラマンドラ、海坊主、大山猫…本書は、プリニウスと怪物について触れたエッセイを集めたオリジナル・アンソロジーである。『私のプリニウス』と併せて、ユーモラスで自由な人間の想像力が生み出した数々の怪物たちを楽しめる。

目次

スキヤポデス
アリマスポイ人
サラマンドラよ、燃えよ
火鼠とサラマンドラ
グノーム
一角獣について
一角獣と貴婦人の物語
怪物について
スキタイの羊
スフィンクス
大山猫
ボイオティアの山猫
ミノタウロス
ゴルゴン
フェニクス
バジリスクス
ケンタウロス
キマイラ
怪物について
わたしの愛する怪獣たち

著者等紹介

澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

130
ヤマザキマリ、とりみき合作のコミック「プリニウス」を読み名前だけ知っていた人物の「博物誌」を読もうとは思わないのですが、渋澤さんが書いておられるのでこれを読んでみました。題名のように怪物のような人間とか結構このような分野が好きな人は楽しめるのではないかと思われます。渋澤さんもプリニウスに負けず劣らない博物家でいらっしゃるので、結構自由な発想をされている感じがしました。2017/05/12

絹恵

42
"人間はそもそもいかなるキマイラ(噴火獣)であろうか。何という奇妙、何という怪異、何という混沌、何という矛盾にみちたもの、何という驚異であることか。あらゆるものの審判者にして、地中の愚かな虫けら。真理を託された者にして、不確実と誤謬の溜り場。宇宙の光栄にして、宇宙の屑(『パンセ』より/パスカル)"人間は綯い交ぜの世界に夢を見ます。それは人間の抱えきれなくなった矛盾を怪物たちに映しているようだと思いました。澁澤さんの文章に興味を掻き立てられ、良い夢を見ることが出来ました。2014/11/22

ゲオルギオ・ハーン

19
博覧である著者が古典作品や伝説で伝えられる怪物たちについて書いたエッセイ集。著者独自のものの見方を前面に押し出して考察しているので小気味良くて読みやすい。私も神獣や怪物が好きなので楽しく読み進めることができました。一方でうろ覚えなのか紛らわしい表現や書き方があり、調べながら読んでいかないと人前で話した時に気まずくなりそうです(例:架空の植物バロメッツが実在しているような書き方をしていますがヒツジシダの学名『キボチウム・バロメッツ』と混同している?)2021/07/22

そふぃあ

19
河出文庫から出てる澁澤龍彦シリーズを読破しようと思う。これは第一弾。ミノタウルスやサラマンドラなどの想像上の生き物について書かれたエッセイ。神話集などよりとりとめがないので頭に入ってきやすかった。第二弾は気が向いたら書店で購入します。2018/06/01

春ドーナツ

16
「またお会いしましたね」スキヤポデスに親近感を覚えている。「大きな一本の足を頭の上に持ち上げた愉快な格好」(10頁)がトレードマークです。幹に背を預けて木陰に憩う素晴らしさを教えてあげたい。それとも木の無い土地に住んでいたのだろうか? 彼ら(彼女ら)の子孫は「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる古傘の妖怪かも知れないと空想する(ダーウィンの進化論)。眩い日差しからはより安全に守られて(ところで足はUVカットしたのかな)、平原を走り回るのも良いけれど(すごいぴょんぴょん)、大空に向かって飛翔することだってできるのだ。2018/11/01

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