出版社内容情報
古代ローマの物学者プリニウスの『博物誌』に出てくる火とかげや海坊主、大山猫など、幻想的な動物たちを集めた新アンソロジー!
【著者紹介】
1928-87年。東京生まれ。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた。
内容説明
ローマ帝国の大博物学者プリニウスは、古今東西の事物を収録した浩瀚な百科事典『博物誌』を著した。澁澤龍彦の著作には、プリニウスがあちこちに登場する。一本足の人間、火とかげサラマンドラ、海坊主、大山猫…本書は、プリニウスと怪物について触れたエッセイを集めたオリジナル・アンソロジーである。『私のプリニウス』と併せて、ユーモラスで自由な人間の想像力が生み出した数々の怪物たちを楽しめる。
目次
スキヤポデス
アリマスポイ人
サラマンドラよ、燃えよ
火鼠とサラマンドラ
グノーム
一角獣について
一角獣と貴婦人の物語
怪物について
スキタイの羊
スフィンクス
大山猫
ボイオティアの山猫
ミノタウロス
ゴルゴン
フェニクス
バジリスクス
ケンタウロス
キマイラ
怪物について
わたしの愛する怪獣たち
著者等紹介
澁澤龍彦[シブサワタツヒコ]
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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