出版社内容情報
「イッキ飲み」「朝寝坊」への宇宙レベルのアプローチから「生命形態学」の原点までを収録。「三木生命学」のエッセンスを凝縮。
【著者紹介】
1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。
内容説明
「イッキ飲み」や「朝寝坊」「ツボ」「お喋り」に対する宇宙レベルのアプローチから、「生命形態学」の原点である論考、そして感動の講演「胎児の世界と“いのちの波”」まで、『内臓とこころ』の著者が残したエッセイ、論文、講演をあますところなく収録。われわれ人間はどこから生まれ、どこへゆくのか―「三木生命学」のエッセンスにして最後の書。
目次
1 生命とはなにか―生命論(だれが人間を創ったのだろう―受胎後三十二日目、胎児は変身をはじめる。魚類から両生類、そして爬虫類へと…;生について―看護本来のすがた ほか)
2 からだと健康―保健論(生活を左右する「体内時計」その1―動物も人間も「潮」と「光」の懐中時計をもっている;「ツボ」の比較解剖学的考察―東西医学の源流について ほか)
3 先人に学ぶ―人間論(生活を左右する「体内時計」その2―中生代の生命記憶が人間にも冬眠を要求している;ゲーテと私の解剖学 ほか)
4 生命形態学への道―形態論(左脳診断から右脳診断へ―病者の顔を一瞬で鑑別するのは左目。心音の微妙な差を聞きとるのは左耳。;脾臓の過去 ほか)
著者等紹介
三木成夫[ミキシゲオ]
1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。1951年、東京大学医学部卒業。同解剖学教室へ入り、1957年、東京医科歯科大学解剖学教室を経て、1973年東京芸術大学保健センター。東京芸術大学教授。1987年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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