出版社内容情報
旅の方法、消えゆく歴史をたどる航跡、名もなき人びとの肖像、そして、自分史の中に浮かぶ旅の記憶……鶴見の新しい魅力を伝える思考
【著者紹介】
1922年生まれ。哲学者。 雑誌「思想の科学」発行の中核を担い、ベ平連など社会運動にも携わる。評論も多く、その対象は社会問題から小説、大衆芸術までと幅広い。『鶴見俊輔集』『鶴見俊輔書評集成』など。
内容説明
「スキマはなぜ大切か。スキマのあることによって、世界はよりよくおたがいに交通することができるようになるからだ」。歴史と国家のはざまを旅することから見える、開かれた世界。ジョン万次郎たちの旅の方法、消えゆく歴史をたどる航跡、旅で出会った名もなき人びとの肖像、そして、自分史の中に浮かぶ旅の記憶…。歩みのリズムから生じる思考の結晶。
目次
1 旅のはじまり(中浜万次郎―行動力にみちた海の男;暗黙の前提一束 ほか)
2 それぞれの土地を横切って(国の中のもうひとつの国;グアダルーペの聖母 ほか)
3 旅のなかの人(メデルの思い出;いわきのNさん ほか)
4 自分からさかのぼる(わたしが外人だったころ;水沢の人 ほか)
著者等紹介
鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生まれ。哲学者。雑誌「思想の科学」発行の中核を担い、べ平連など社会運動にも携わる。評論も多く、その対象は社会問題から小説、大衆芸術までと幅広い
黒川創[クロカワソウ]
1961年生まれ。作家。十代の頃から「思想の科学」に携わり、鶴見俊輔らとともに編集活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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