内容説明
クレイジーケンバンドの登場にオーヴァードライヴし、韓国までおっかけ。ピチカート・ファイヴの解散を名鑑『さ・え・らジャポン』とともに見送る。2001年刊、シリーズ第2弾は、90年代後半からゼロ年代にかけて、ポップ・カルチャー・シーンが大きく動いていく濃密な5年間を描く。「昭和のモダニスト」を語りつつ、ストリート・ファッションにも目配った著者ならではコラム集。
目次
1 魅惑の昭和75/76年感
2 ストリート・ワイズに学ぶ
3 チルドレンズ・チルドレンの肩の力
4 マニアの成熟
5 ディーバと呼ばないで
6 小悪魔に跪いて
7 レトロ・ヘル!ORレトロ・ヘヴン?
8 ベテラン・オーヴァードライヴ
9 モダニストたちよ、R.I.P.
10 偉人たちとの夏
著者等紹介
川勝正幸[カワカツマサユキ]
1956年11月21日、福岡県生まれ。2012年1月31日没。享年55。自らを「ポップ・ウィルスに感染した『ポップ中毒者』」と呼んだエディター/ライター。広告代理店勤務を経て、執筆家/編集者/放送作家として独立。雑誌への寄稿、映画パンフレットの編集、CDジャケットのクリエイティヴ・ディレクションなど、その活動は多岐にわたった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エッジ
1
文化は感性と人とタイミングでできている。1990年代を基準とした音楽・映画を過去から辿るコンテクスト、当時の空気感の再現、ポップカルチャーの記録、CKB・ピチカート・ウッディアレン・勝新太郎など、この本が後世に残すべき記憶を語り継ぎ、新しいポップカルチャーに受け継がれる未来への財産となるだろう。2014/09/26
tkm66
0
<時代の気分>以上の普遍性を感じる①2013/04/07
toshibowdayo
0
バッファロー66。僕的には何をしてポップか?と。『以前』に対して批評の機能を果たしつつ、かつ、取っつきやすいー間口が広い、敷居をまたぎやすい、と。バッファロー66もまさしくその機能を果たしている のだろうと。最後のシーン。殺そうと思った相手が、なんだか殺すには愛嬌がありすぎた(あくまで僕の解釈)。結局実行せず。映画としてはクライマックスが無い、のでクライマックスに対しての批評だと。そしてその殺すシーンを主人公が回想するヴィジュアル表現も、アナログな表現。なかなか斬新で、取っ付きやすい。なるほどポップだ!2013/12/01
きっしょう
0
三か月かけて読んでいたので感想を書くのもアレなんだけど、今振り返ると勝新太郎ってイイネッ!と、横山剣のように心で叫んでみる。2014/12/18
kimumaki
0
このあたりから読んだ記憶があるコラムが多い。2013/04/15
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