内容説明
初心者のための小説の読み方・書き方、教えます。小説の不思議な魅力を、稀代の作家二人が漫談スタイルでボケてツッコむ。“書くことに先立って頭に浮かぶアイデアは「基本的に陳腐」だと知るべし”“「素直」を憎み、「ノイズ」を寿げ”―文学とは?物語とは?スリリングな掛け合いの中にためになる金言が満載の文学入門書。
目次
プロローグ イロニー行きのモノレール
第1章 職業作家でいこう!
第2章 小説的グループ
第3章 あのカバを創ったのは誰だ?
第4章 バカの大気圧
第5章 涙の共同体
第6章 市営グラウンドの駐車場
エピローグ 楽屋にて
著者等紹介
いとうせいこう[イトウセイコウ]
1961年東京都生まれ。1988年に小説『ノーライフキング』でデビュー
奥泉光[オクイズミヒカル]
1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞を受賞。2012年より芥川賞選考委員を務める
渡部直己[ワタナベナオミ]
1952年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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