内容説明
沖縄密約事件=「西山事件」は何を語るのか―下山事件、松川事件からロッキード、角栄逮捕まで、戦後、権力の闇をあばく報道によって社会を震撼させ、そうであるがゆえに謀略の標的にもなってきた毎日新聞、その栄光と悲劇の歴史を、血がにじむような努力で真実にせまった事件記者たちの姿とともに描き出す、社会部長だった著者でしか書けなかった渾身のノンフィクション。
目次
下山事件の謀略
疑獄の敗北
希望
「松川事件」を引っくり返した記者
事件記者の黄金時代
サツマワリ登場
児童文学は少し待て
地下水脈
謀略「西山事件」
ロッキード事件
経営危機
田中角栄崩壊
著者等紹介
山本祐司[ヤマモトユウジ]
1936年山口県生まれ。毎日新聞司法記者を経て、横浜支局長、東京本社社会部長を歴任。『最高裁物語』で日本記者クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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