河出文庫<br> 走ル

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河出文庫
走ル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 154p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309410470
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

なんとなく授業をさぼって国道4号線を北に走り始めただけだった…やがて僕の自転車は、福島を越え、翌日は山形、そして秋田、青森へと走り続ける。彼女、友人、両親には嘘のメールを送りながら、高2の僕の旅はどこまで続く?21世紀日本版『オン・ザ・ロード』と激賞された、文藝賞作家の話題作。

著者等紹介

羽田圭介[ハダケイスケ]
1985年、東京都生まれ。2003年「黒冷水」で、第40回文藝賞を17歳で受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

111
ロードノベルというジャンルは大好きだ。しかし、この小説は解説の伊藤たかみ氏も言っているがロード・ノベルの定義とも言える旅の途中で出会う人とのやりとりや、出来事がほぼ出てこない。まるで普段の生活圏をそのまま持ったまま場所だけが移動しているという感じだ。恋人や友人にも嘘をつきながら走り続ける答えは出てこない。でもそんな無鉄砲な若さが羨ましい。◆高校二年生の僕は自宅で見つけたロードバイク・ビアンキで、陸上部の部活の途中から東京を離れる。親や友達、恋人にまでも嘘をつき、東北の日本海側を駆け抜け、青森へと向かう。2021/08/15

タカユキ

100
「走ル」ことの爽快感、解放感が描かれている。とにかく高校生が走る!ロードバイクに乗って走る!夜でも昼でも朝でも、眩しい日差しの中を、涼しげな日も強風の時も走る!学校の先生にバレないように風邪をひいた風を装いながら、両親にも呆れられながら走る!どうして「走ル」のか?主人公はハッキリした答えを教えてくれない。走りはじめた動機も目的もなく、ただ走る!この小説は高校生の見栄を張った日記なのかも知れない。でも、そういう事を含めて若い時だけにしか出来ない貴重な何かを思い出させてくれました!2019/04/26

ケイ

99
夏期休暇後のテストが終わる頃、多分今くらいの時期に、主人公はほほうっておいたロードレーサーを見つけ、磨いて乗ってみる。そして、そのまま走り続けちゃうのだ。信じられない距離を。高校生なら、あってもいいと思う、こんな話。景色の移り変わりの描写とか見るに、実際に乗ってみて描いたんだろう。まだ免許取れない年齢だからこそのことを書いたんだろう。ただね、いきなりそんなに走る筋肉はないだろうし、替えのタイヤも持たずにそんなには走れないよ。あまりに机上の空論話じゃないかなあ。2015/09/07

巨峰

83
ロードムービーってのは、旅先の人との触れ合いの中で、どこかしら成長をする姿を描くものだけど、この小説は、それがまったくない。それが羽田さんらしいと思うし、新鮮。時代は山田洋次じゃないのですよ。ストイックなまでに自分自分自分。今の時代結構共感する人多いのではなかろうかと、興味深く読んだ。高校生の男の子がふと手に入れた自転車で、授業も、部活も、家族も、友達も、彼女も放置して、北へ北へと向かう話です。なかなかの小説。お勧め☆2016/08/17

まーちゃん

77
朝練の後、乗っていたロードバイクでそのまま東京から青森まで北上、1000Kmを旅する男子高生の5日間。彼は友人、彼女、同窓会で再会した幼馴染み、家族とメールのやり取りをするのみで、旅先で人と会話することもほとんどなく、ひたすらロードを漕ぎ続ける。「それで?」となりそうな話なのだが、昔、短い距離のロードツアーに混ぜてもらったり、徹夜しながら200Km近く歩くイベントに参加したりしていたので、夜中の国道や海岸線を見ながらの移動、お風呂の喜び等、懐かしく楽しく読むことができて、面白かった!(^-^)2015/09/22

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