出版社内容情報
大川興業所属「日本一の裁判傍聴マニア」が、世にもおかしな法廷劇を大公開! 自称・裕次郎の弟の窃盗犯や極刑を望む痴漢ほか、報道されない事件の裏側。単行本『被告人、前へ。』を大幅加筆。
内容説明
報道された事件は、その後どうなったのか?ドラマは裁判にある。東にアヤシい法廷あれば行って傾聴し、西に濃いキャラの被告人いれば行ってスケッチし、みんなに暇人と呼ばれ、褒められもせず、いつも静かにメモしている。そういう日本一の傍聴マニアがおくる驚異の事件簿。監禁王子、ニセ有栖川宮事件ほか、全三十五編。
目次
性癖
公務員
企業
裁判員
盗み
覚せい剤・大麻
デジタル
愛
金
暴力
B級ニュース
殺人
著者等紹介
阿曽山大噴火[アソザンダイフンカ]
1974年、山形県生まれ。本名・阿曽道昭。大川豊興業所属。99年のオウム裁判をきっかけに傍聴に興味を持ち、以来通った法廷は1万を超える。現在も週に5日は東京地裁に出没、その成果をテレビ・ラジオ・ウェブサイト・ライヴ・雑誌などで発信中。ファッションにも独自のこだわりがあり、つねにロングスカートを着用、法廷で異彩を放っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
13
裁判の傍聴記。監禁王子や元ドリカムの覚せい剤事件、ニセ有栖川宮詐欺事件など有名な事件が多かったです。なかなかニュースにならないですが、裁判中はこんなに摩訶不思議なことが行われているですね。2014/05/10
Taka
11
裁判中のやり取りにスポットを当てた本。当然強烈なものばかりを選んでいるのだろうが、我が国最難関試験を突破した方々が稚拙な自己弁護をしっかり聞いてやっていると思うと頭が下がる。自分の世界に浸れる人間って楽しいとも思うけど法治国家なので行き過ぎは裁判だぜ。監禁王子。公務員のやり過ぎ天下り。事故を起こした会社の責任は誰か取るのか。素人が裁くとは。訳わからんものを盗む人たち。借金転落。刻々と時は経ち大衆は忘れゆく。全てを分かったつもりになっている方が厄介だ。興味がないのが1番正しい。傍聴権利をバッサリ切捨ての後書2022/05/04
ツキノ
10
積読本-27 おもしろかった。裁判傍聴記、つっこみが鋭いというよりゆるいんだけどツボをついていて。それにしてもこんなにざっくばらんなのかしら?事件が新聞記事になってもそれはごく一部の情報であるということは、いつもどこかで覚えていた方がいい。「裁判が真相解明の場ではない」というのはなるほどね~あとがきに「事件を知った気になって、裁判を傍聴して、すべてを分かったつもりになっているのが一番やっかいでしょ」と。のスタンス、いいな。「裁判Showに行こう」はいまも連載中なのね。2014/05/30
澤水月
7
“監禁王子”やニセ有栖川宮詐欺など有名事件の知られざる展開も面白いが、終盤のバンド仲間暴行は考えさせられた。ギターが下手すぎ(!)先生(?!)の教室に遅刻など理由。25歳、成果出さねばとイキる加害ボーカルの空回り感。動画配信もサブスクもなかった05年。真剣で、おかし悲しい青春…まだバンド志望者界隈こういうのもあったなぁ。この件での裁判官と著者の視点も納得。「無許可ビートルズ演奏」著作権侵害問題での筆致など、一般にはまだJASRACのこと知られてなかったな(今、なぜか素人外野が知りたてで監視うるさい感)2024/04/27
マコ
7
なんか読んだことあるのばっかりだとおもったら、「被告人、前へ」の文庫版だった…。でも裁判員の章がすごくよかった。やっぱり突き詰めすぎると変な方向にいくんだなぁ。2016/12/07
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