出版社内容情報
20世紀中盤、ポピュラー音楽家たちに普及した音楽理論「バークリー・メソッド」とは何か。音楽家兼批評家=菊地成孔+大谷能生が刺激的な講義を展開。上巻はメロディとコード進行に迫る。
内容説明
20世紀中盤に登場し、ポピュラー音楽家たちのあいだに爆発的に広まった音楽理論「バークリー・メソッド」とはいったい何か―日本を代表するミュージシャン兼批評家=菊地成孔+大谷能生の名コンビが知的興奮に満ちた伝説の講義を展開。上巻は「調律・調性および旋律・和声」として、メロディとコード進行の謎に迫る。
目次
調律
調性
旋律・和声
著者等紹介
菊地成孔[キクチナルヨシ]
1963年、千葉県生まれ。音楽家、文筆家、ジャズに軸足を置きながら、ジャンルレスな音楽・執筆活動を展開
大谷能生[オオタニヨシオ]
1972年、青森県生まれ。批評家、音楽家。sim、masなどのバンドに参加し、日本のインディペンデントな音楽シーンにて積極的な活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
何買ったっけ本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
P.N.平日友
3
楽典をジャズ観点で学べる。駆け足で話題が進むので知識がないとついていくのが難しい。でもいろんな角度、音源の紹介などわからなくても知りたいという気持ちは残るので最後まで読めた。 この本を読まないと出会うことがなかった曲がたくさんあり、鑑賞の幅が広がった気がする。 後編も読もうかと。 裏コードのくだりが興味深かった。 ちなみに。なぜセブンスをきくとおしゃれと思うのだろうか…2019/07/29
An
2
何度も読んだ愛読書2022/04/06
Yuichi Tomita
2
先に「東京大学のアルバート・アイラー」を読んでいたから、もっと「記号化」を連呼しているのかと思っていた。が、バークリーメソッドのさわり(コードの成り立ち、ダイアトニックなど)をけっこうガッツリやっていて、アイラーとはかなり毛色が異なる。上巻では裏コードまでたどり着いた。 昔、少しだけ理論を勉強したことがあったのでついていけるが、そうでなけれは結構チンプンカンプンではないかと思う。下巻はついていけんかもな…。2021/12/20
Sherlock Holmis
2
「実学」の再勉強。前回より分かってきた!2019/02/13
ma-san
2
理論を努力で覚えられる気があんまりしないので、歴史を踏まえて、ちょこっと触れてみようというつもりで読んだ。まともな音楽教育を受けたことがないので、良いか悪いかは判断つかないけど、プロのミュージシャンが行う音楽講義に触れられたのは良かった。手元にキーボードおいて読むと良い。2015/01/11