内容説明
落語研究の第一人者が、忘れえぬ20人の寄席芸人の想い出を愛情溢れる文章で綴る。春団治、三語楼、小さん、志ん生、文楽、金馬、円歌、文治、彦六、円生、三木助、円遊、金語楼、歌笑、馬風、かつ江、馬生、馬の助、つばめ、三平。その芸風と人間味を生き生きと今に伝える、昭和の名人を偲ぶ絶好の一冊。
目次
大いなる惑星春団治―一八七八‐一九三四
人気者三語楼―一八七五‐一九三八
四代目柳家小さん―一八八八‐一九四七
古今亭志ん生―一八九〇‐一九七三
桂文楽―一八九二‐一九七一
三代目三遊亭金馬―一八九四‐一九六四
二代目三遊亭円歌―一八九一‐一九六四
九代目桂文治―一八九二‐一九七八
林家彦六―一九〇三‐一九八二
三遊亭円生―一九〇〇‐一九七九〔ほか〕
著者等紹介
興津要[オキツカナメ]
1924年、栃木県生まれ。早稲田大学国文科卒。元早稲田大学教授。幕末から明治初期の戯作界の動向、近世から近代に至る小説史を新しい研究領域として開拓したほか、川柳、落語を素材にして、江戸文芸に現れた笑いや庶民生活について紹介した。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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