内容説明
雌雄を決する第四次川中島合戦に散った「信玄の軍師」山本勘助。その実在が疑問視される勘助の行跡を、さまざまな資料にあたって追う。今川家の食客であった勘助は、武田家重臣の板垣信方の推挙により、信玄に仕え、その兵法の才を遺憾なく発揮し、後世戦国三大軍師の一人と謳われるまでになった。戦国の演出者の実像に迫る。
目次
名乗り出た勘助のひまご
信玄を見習った家康
秀忠の小姓に採用された小幡景憲
大坂夏の陣で景憲大坂城へ乗り込む
信虎に招かれた兵法家小畑日浄
勘助出自をめぐる謎
百姓から出世して海津城主
猿楽師彦十郎
晴信信濃攻略
諏訪氏滅亡の危機を招いた頼重〔ほか〕
著者等紹介
今川徳三[イマガワトクゾウ]
1919年、山梨県生まれ。日本文芸家協会々員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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