内容説明
大ベストセラー『アブサン物語』の感動をもう一度!愛猫アブサンの死から一年、著者の胸に去来するさまざまな想いを哀切に綴る表題作他「カーテン・コール」「墓」「妻が大根を煮るとき」「夏猫」「壷」等、猫が登場する傑作五篇を収録。
目次
帰ってきたアブサン
カーテン・コール
墓
妻が大根を煮るとき
夏猫
壷
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
o2
5
前作は面白かった。感動的ラストに涙さえした。でもこれは出すべきじゃなかった。前篇の部分部分を繋ぎ合わせたようなこの作品はあまりにガッカリさせられた。2012/07/23
sa-ki
1
私小説は苦手な上、エッセイの焼き直しはさすがに退屈。2008/12/14
駄々猫
0
村松さんの「アブサン」は読んでいたので、続編ということで手に取った。猫に関する話が5編納められていて、いかにアブサンや外猫たちが村松作品に影響を与えているかがわかる仕組み。短編小説の男性主人公の名前は違うのに、その奥さんの名前が毎回「秋子」なのは、愛妻家だから? あと、短編2編、なぜか阿刀田高作品と似た印象だった。真似とかでなく、なんでしょう、文体とかおじさんたちの会話の運びが。2010/02/01
Y
0
△2019/07/08