内容説明
もしかしたらぼくは心のどこかでこういう悲劇的な出来事を望んでいたのかもしれない―。絶大な〈力〉に対する少年の畏怖と屈辱を描いた『16の夏』のほか、それぞれの性のかたちを斬新な感性で切りとった3編を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isbm
1
★★★2019/07/13
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0
小説文法に拘り過ぎたけど、おもしろい『16歳の夏』くらいしか、読むものがない。全体的に出版する作品としては足りてなかったのね。2016/02/04
CEJZ_
0
1P17行。解説はなし。昔の河出文庫は、「河出文庫 文藝Collection」と表記があり、背表紙や裏表紙は白い。25年くらい前の作品。遠い青春時代を懐かしく思い、数々の河出文庫の古本を手にする。それらは一冊108円で容易に手に入る。河出といえば文藝賞なわけで、比留間久夫も文藝賞受賞作家。いつか読んでみたいと思っていた作家だ。男と男のカラミ、トンガっているというか、トレンディーというか。昔の河出文庫は、裏表紙に簡単な内容紹介と、著書の顔写真が載っている。比留間久夫のイキった写真に時代を感じる。2015/11/18
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