河出文庫 春雷

立松 和平【著】

河出書房新社（1989/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 269p／高さ 15X11cm
• 商品コード 9784309402291
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

敗けていくのだと満夫は思った。何かよくわからないものに父祖の地を追われていくのだ。―土地を手離し、崩壊の進む農村、都市化の波に抗してハウス栽培に賭ける満夫と若い人妻あや子、家を捨てて女と暮している父親松造とその家族…。あの「遠雷」の人々が再び歩きはじめた。“物語”の世界を超え、異形と化した現代の闇を映す立松文学の代表作、野間文芸新人賞「遠雷」の続篇、待望の文庫化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっしい～]

律儀に暮らそうとしても儘ならない・・・雷の予感に心が震える物語

2012/09/10