内容説明
少年期の思い出から、タルホ美学の原基をなすA感覚論まで、“永遠に美少年なるもの”のさまざまを綴る14篇。
目次
鼻眼鏡
夢がしゃがんでいる
星は北に拱(たんだ)く夜の記
きらきら草紙
フェヴァリット
明治大正少年気質
WC
緑色のハット
かものはし論
新=犬つれづれ
澄江堂河童談義
『稚児之草子』私解
A感覚とV感覚
異物と滑翔
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshizawa tutomu
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荒俣氏の本で紹介されていて、手に取りました。A感覚と少年愛に関して、これでもかと聞かされてちょっと疲れました。全体的に飛ばし読みで、読んでいるとどうも眠くなってしまいましたが、ところどころに出てくる美しい表現に目を覚まさせられました。男色的な話をいろいろな面から語られているのを読むのは初めてなので、とても勉強になりました。ちょっと時間を空けて、他の作品ものぞいてみたいと思います。2017/03/31
jyuzon
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表題作は面白いけれどそれ以外はエッセイというか日記っぽいかんじ。少年を見つめる眼差しの性的なこと。2012/08/19
澤水月
0
890805
agri
0
星の人タルホの少年愛と、地上に遺した光2008/12/26