河出文庫<br> 仙台ミステリー傑作選

河出文庫
仙台ミステリー傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309401867
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

伊達政宗の青葉城、詩情ゆたかな広瀬川、日本三景の松島、名刹・瑞巌寺、そして陸中海岸…日本のハイデルベルグとも謳われる杜の都・仙台と奥州一帯を舞台に、七夕祭りや名産こけし人形の謎などを通して探る旅情あふれるロマンチックなミステリーの数々。小林久三・高城高・都筑道夫・高橋克彦・阿刀田高・藤雪夫・中井英夫など、異色の顔ぶれが競演する魅力のミステリー紀行シリーズ第14弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

百太

15
昭和の臭い満載のミステリーです。文体自体が不思議色を感じます。 仙台周辺が舞台なのが親近感があり読まされてしまいます。 2016/01/08

さんつきくん

2
昭和62年に刊行された、宮城を舞台にした短編小説を集めた、7名の作家さんのアンソロジー。どの作品にも言えるのは仙台・宮城の自然描写が心に響くものばかり。各々、昭和の仙台の町並みが描かれていて、興味深い。小林久三さんのは構成が雑。思い込みの激しい女性とドラマ化を意識した描写がなんとも。高城高さんのは以前、読んだが、相変わらずのハードボイルド。都筑道夫さんのは作並の描写が印象的なショートショート。短いなかで綺麗に収まっていて、グッときた。高橋克彦さんのは松島の歴史にも触れていて興味深い。中井英夫さんのは凝って2015/11/23

2
どの作者も独特の雰囲気を持っていて楽しめた。高城高『X橋付近』に出てくる地名は、どれも知ってる場所のはずなのに時代が違うとファンタジーの世界の物語の様に感じてしまう。藤雪夫『遠い春』は、結核療養者のための雑誌に載せられたということもあってか、病気療養者を励ます様な穏やかで静かなラストが印象的だった。でも舞台が蔵王の辺りの話なのに、載せられている地図が八木山周辺だったのはなぜなんだ。2人で生きてきた逞ましい姉弟、戦争で引き裂かれた悲劇の兄妹、ほのぼの姉弟、色々なきょうだいが出てきてその点もおもしろかった。2015/03/08

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