河出文庫 犯罪専科

小沢信男

河出書房新社（1985/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784309401133
• NDC分類 916

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[GaGa]

昭和に起こった１０件の犯罪ルポ。「差別」では黒人との混血少年が犯した猟奇的連続殺人。「中産」では外交官令嬢を焼き殺した事件。「物慾」では映画にもなった日本閣殺人事件。なかでも一番哀愁が漂うのが「無法」フーテン・マコの短い華麗な生涯。一人の女が殺されたがその女との痴情関係者が桁外れに多く、最初にしぼれた容疑者が１５０人。さてさて彼女はどんな理由で誰に殺されたのか？不思議なことに事実は小説より意外なものなのです。いいルポ集です。

2012/10/26

[澤水月]

04年読了の再読だった。午前は匍匐前進などの訓練、午後はチームを２班に分けての“実践”をするドロボー会社の実話がべらぼうに面白い。ハマのフーテン・マコが殺されるまでを活写した章も佳品

2011/10/18

[新橋九段]

大昔の犯罪ドキュメント。どんな風に当時の人たちが犯罪を「消費」していったかはよくわかる。

2018/08/09

[キーにゃん＠絶対ガラケー主義宣言]

2001年12月27日 書影があまりに違うので、スルーするところでした。

[丰]

Y-20

2005/05/04