内容説明
変化する価値観。コンプラゆるめの自由な発想が文化をつくってきた…!?奇抜なイラストや写真、レイアウト、今なら不適切なコピーの広告。資料的価値も高い158点収録。
目次
第1章 目にとまるナイスなイラストや写真
第2章 時代を越えて響くおもしろコピー
第3章 今じゃありえない時代を感じる名品&広告
第4章 心意気を感じる大胆デザイン&コピー
著者等紹介
福田智弘[フクダトモヒロ]
編集・デザインディレクターを経て、現在、国内外の歴史、古典文学関連を中心に、精力的に執筆活動を行う作家として活躍中。ABC朝日放送書「ビーバップ!ハイヒール」に講師として出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
143
タイトルからもっととんでもない広告のオンパレードかと思いきや、意外とまともでした。赤玉ポートワインの広告は、好きです(笑)🍷🍷🍷 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309294780/2025/04/30
みつ
24
明治時代から太平洋戦争中までの絵葉書、ポスター、引札、新聞・雑誌広告の実物を取り上げる。現代語訳、画像の拡大も含め、それぞれ短いながらわかりやすいコメントを付す。ネットもテレビもなかった時代、視覚に訴えるのはこれら静止画像の広告のみであったろうから、イラストや書体、惹起文句などの工夫も様々。特に戦時下のものは、ラジオ広告に登場するヒトラー、「ムッソリーニペン」の商品名、「何がなんでもカボチャを作れ」の都(この頃「東京都」は成立)のポスターなど、時代を強く感じさせる。それ以前のモダンなもの、装飾的(②へ)2025/08/26
あんこ
14
明治〜昭和の戦中ぐらいまでの広告。変というか今とは価値観が違って興味深いです。横書きの文が、右から左のものもあれば左から右のものもあって、昭和初期は決まってなかったんだなーと驚き。戦時中の広告は文言にも気を使っていたことがうかがえます。2025/07/26
hitotak
10
扱う商品や表現に、現代から見れば新鮮で、時代を感じる戦前の広告を集めた一冊。かつて天野祐吉が編集していたほぼ同様の趣旨の本を読んでいたので特に目新しさもなかったが、判が大きく見やすいのはいいと感じた。広告には当時の社会状況や見どころなど、著者の説明文が添えられている。戦時中の広告内のコピーで一部(現代の編集による)伏せ字があるのが驚いた。例の「現代では不適切な表現だが当時の時代背景を考慮して~」の一言を入れたらいいんじゃないだろうか。「○○米英」って言葉、伏せる必要もない位今でもよく知られていると思う。2025/05/14
TI
8
変な広告というより昔の広告なのかな。ヒロポンの広告があるかなと思っていたがなかった。2025/05/21