内容説明
安全・利便な究極の運行計画はいかに描かれるか。複雑にして正確無比!秒単位で列車を走らせる世界一のダイヤの秘密!!
目次
1章 ダイヤグラムの基本を知る
2章 「精緻なダイヤ」はどう、つくられるか?
3章 正確な所要時間を導きだすプロセス
4章 スピードアップと効率を両立させるワザ
5章 ダイヤ作成の現場は苦労がいっぱい
6章 スジを引くだけでは列車は走らない
7章 ダイヤの乱れと運転整理
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
1966年、静岡県生まれ。99年にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して著述業に転じる。現在は、得意の情報通信系や先端技術分野を主な切り口として、鉄道・航空・軍事関連の著述活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お抹茶
2
数多くの制約の中で最適解を出す鉄道会社の工夫と頭の良さが知れて,鉄道に対するイライラが少し解消するかもしれない。各駅停車の加速力が高いと,退避駅に早めに逃げ込み,追いかけてくる優等列車の邪魔にならない。平行ダイヤにすれば混雑は平準化するため,駅間の長い特急が快速より遅く走っていることもある。繁忙期ダイヤや季節列車・臨時列車用に「影スジ」を用意し,普段は間引いて運転。N700Sをのぞみだけに使うと,痛んで検査の頻度も増えるため,走行距離の短いこだまでも運用。ダイヤ乱れでも検査期限が近い車両を戻す必要がある。2024/09/08