内容説明
「なぜ、あの駅は線路がやたらと交差している?」「上り・下りでホームが同じでない駅の事情は?」「いつも、この区間だけスピードを落とすのは?」―列車をスムーズに運行するために工夫が凝らされた「配線」。その秘密を知れば「どうしてなのか?」が解ける!
目次
1章 鉄道配線の基本を知る
2章 配線を見れば鉄道の謎が解ける
3章 定時運行を可能にする配線のしくみ
4章 配線改良工事の知られざる舞台ウラ
5章 用地の狭さを克服した驚きの配線
6章 消える列車、不思議な経路…線路のミステリー
著者等紹介
井上孝司[イノウエコウジ]
1966年、静岡県生まれ。99年にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して著述業に転じる。現在は、得意の情報通信系や先端技術分野を主な切り口として、鉄道・航空・軍事関連の著述活動を行っている。著書は「第35回交通図書賞一般部門」で奨励賞を受賞した『配線略図で広がる鉄の世界』のほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mekatamatama
2
こういう系何冊か読んで配線を見るのは楽しいんだけど。図と説明が乖離していて、ナニがかいてあるかわかりにくいんだよなぁ…。動画が一番伝わるんだろうなぁ2024/02/17
kamocyc
1
自分は著者ほどは配線に興味ないかもしれないが、良かった。 上から見れる場所が限られているけど一度行ってみたさはある。 廃線略図でも、ちゃんと細かいカーブとかがわかる図はいいね。 同時発着できる番線のマトリックス表はいい観点。 いい配線の評価にはちょっと単純化しすぎな気もするけど定量的評価できる。 駅の配線にはいろいろ歴史があるんだな。国鉄型配線の理由、国鉄型→2面4線の改良など。2024/05/15
Sunsunrise_YT
0
実際の配線なども明確に図で表されていて、さらにはその配線の背景や実用例などがはっきりしていた。Robloxなどで駅を作る時の配線をこの本から参考にして作ることもでき、鉄道模型でレイアウトを組む時などに役立つ。色々な意味を知ってからその配線の現地に行ってみてみると、これまで自分が知らなかった使い方が目に見えてくる。配線図よりももっと狭い中であったり、広いところであったりと、実物の配線だけでは読み取れない構造などもあったが、この本に記載されていた配線図ではっきりとわかった。2024/12/19
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