内容説明
心が揺れ動く時代に、自分の心と深く向き合うための知慧が説かれた、切れ味鋭い親鸞の名言28を厳選。ボールペン1本で気軽に始められます。「声に出して読む」→「書き写す」→「意味を知る」の順で、初心者でも取り組みやすい構成。「歎異抄」の概要が理解できます。
目次
ただ信心を要とすとしるべし(第一条より)
念仏にまさるべき善なきゆゑに(第一条より)
念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからず候ふ(第二条より)
とても地獄は一定すみかぞかし(第二条より)
念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからひなり(第二条より)
善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや(第三条より)
大慈大悲心をもつて、おもふがごとく衆生を利益する(第四条より)
念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて候ふべき(第四条より)
一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり(第五条より)
親鸞は弟子一人ももたず候ふ(第六条より)
自然のことわりにあひかなはば、仏恩をもしり、また師の恩をもしるべき(第六条より)
念仏者は無礙の一道なり(第七条より)
罪悪も業報を感ずることあたはず、諸善もおよぶことなきゆゑなり(第七条より)
念仏は行者のために、非行・非善なり(第八条より)
よろこぶべきこころをおさへてよろこばざるは、煩悩の所為なり(第九条より)
いまだ生れざる安養浄土はこひしからず候ふ(第九条より)
念仏には無義をもつて義とす(第十条より)
本願を信じ念仏を申さば仏に成る(第十二条より)
よきこころのおこるも、宿善のもよほすゆゑなり(第十三条より)
わがこころのよくてころさぬにはあらず(第十三条より)〔ほか〕
著者等紹介
釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年生まれ。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学学長。NPO法人リライフ代表。大阪府立大学大学院博士課程修了。専門は宗教思想。『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書)で第5回河合隼雄学芸賞を受賞。著書多数
岡田崇花[オカダスウカ]
1960年生まれ。日本書蒼院副理事長(松戸会会長)。文部科学省後援書写技能検定協会千葉県審査員。産経国際書会審査会員。八柱ヨークカルチャー暮らしの書道講師。読売書法展かな部特選受賞。文部科学省認定硬筆書写検定1級。子どもから書道講師まで幅広く指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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