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出版社内容情報
湯浅政明監督最新作『犬王』。キャラ原案・松本大洋のスケッチから紐解く、狂騒のミュージカルアニメーション、始まりの始まり。
内容説明
自分が漫画にしたいくらいだ。原作を読んだ松本大洋は、ノートに登場人物たちを描きはじめる。三冊のノートを託された湯浅政明は考えた。彼らをどう舞い歌わせようか―松本のキャラクター原案はじめ、湯浅のエッセイや絵コンテ、原作者・古川日出男との鼎談などを収録した、「犬王」をさらに楽しむためのメイキングブック。
目次
松本大洋 キャラクター原案
キャラクター設計集
美術監督・中村豪希 美術設定集
湯浅政明 エッセイ
湯浅政明 絵コンテ
著者等紹介
松本大洋[マツモトタイヨウ]
漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』など
湯浅政明[ユアサマサアキ]
アニメ監督。映画『マインド・ゲーム』で2004年に長編監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
30
映画『犬王』のキャラ原案を松本大洋が手がけることは必然としてある。古川日出男の『平家物語』の挿画に続き、原作である『犬王』の挿画を任された松本は、その時に描いた犬王のキャラをできるだけ踏襲しているし、監督を務めた湯浅政明もそれを求めているように思える。ただ、松本と湯浅、そして古川の鼎談を読むと、絵を動かす使命が湯浅にはあり、その前提を松本自身が心得たキャラ原案だったようだ。事実、映画『犬王』は動くこと、つまりアニメーションであることを強く意識した作品となっている。(つづく)2022/06/24
みどり
7
映画館で「パンフ」が売り切れで買えなかったのがずっと気にかかっていたが、作画と監督の対談(鼎談)などは、こちらで。 松本大洋氏の作画はとてもよかった。2022/11/15
才谷
3
映画で犬王が能面を着けている時に能面の口の中に片眼が見えるのがかっこいい!と思ったのが、松本大洋さんの原案では違ったのか。2022/08/17
弥都
2
アニメ映画には心を奪われた。犬王の面妖さと見たものを惹き付ける魅力、友有のロックな琵琶と斬新なスタイル、2人が創る奇抜なミュージカルが衝撃的だった。平家物語や能は詳しくないが、後を引きづるほど楽しかったので本書で深読みができて更に楽しめた。犬王の風貌は、手塚治虫原作『どろろ』の百鬼丸の奪われた身体と似た経緯を感じた。犬王が人気になるにつれ父は行き詰まり最終的には身が弾けたからね。座の繁栄を願ったのに本人は無念だろう。この作品のおかげで犬王という存在に興味が湧いたことが自分の中で大きな発見になった。2025/05/19
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