出版社内容情報
誰も見たことがない、わたしたちの「平家」をつくる――山田尚子監督最新作、アニメーション「平家物語」ディレクターズ・ノート。
内容説明
作家・古川日出男の全訳を原作に、山田尚子が監督したアニメーション「平家物語」。歴史ものの範疇を超越した作品が生まれるまでを、キャラクター原案を手掛けた高野文子と、山田がともに語らい、そして綴ったメイキング・ブック。
目次
「平家物語」とは
山田尚子監督日記その一 黄色い本
アニメーション「平家物語」絵巻
山田尚子監督日記その二 あるものを中てる
アニメーション「平家物語」の人々
特別対談 山田尚子×高野文子 宇宙の壁を触りに行く
山田尚子監督日記その三 無間地獄
山田尚子絵コンテ集
美術設定、イメージボード
山田尚子監督日記その四 平家物語
著者等紹介
高野文子[タカノフミコ]
新潟県生まれ。漫画家
山田尚子[ヤマダナオコ]
京都府生まれ。アニメ演出家・監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
43
アニメ『平家物語』最大の衝撃は、キャラクター原案を高野文子が担当していることだ。制作側はダメもとで頼んだらしいが、承諾の返事があった時は、依頼した当人である監督の山田尚子が一番驚いたことだろう(本書収録の監督日記その一のタイトルが「黄色い本」で、それは原作である古川日出男『平家物語』の装丁から取られているが、山田尚子の中に別の意図があることは、高野文子ファンならお見通しだ)。それほどにこれは画期的な出来事なのだ。(つづく)2022/05/23
Shimaneko
19
平家物語でまさかの号泣だった絶品アニメーションのメイキング/ファンブック。期待通りキャラ原案の高野文子のスケッチやコメントがたっぷりで眼福、眼福。ただ、監督日記の文章単位の抜けは酷い。単なる誤植というより、意味が分からんレベル。さっそくかかった重版では、さすがに修正済みらしいけど、初版で予約や購入した熱心なファンは2000円の本を買い直せってことですかね。楽しみにしてた本だけに、そして内容もステキなだけに、なーんかつまんないケチがついてかなり残念。2022/03/28
さとみん
12
まだ最終話まで見ていないので微妙にネタバレもあったが、そもそも最終回のストーリーは初めから決まっているのだ。企画の始まりからアニメが出来るまでが分かる監督日記、キャラクター設定画と決定までの裏話、監督と高野文子さんの対談と盛りだくさんな内容。読みながらアニメの美しい表現を思い出してうっとりしていた。物語としては悲しさが多いのだけれど、それでも世界は美しい。それを見事に表現したアニメ化は素晴らしいとしか言えない。こんなすごい作品を見ることができて幸せ。2022/03/20
nori
8
Pinanood lang ang teleserye ng anime. Iniisipin ko kung bakit sumakay ang mga babae ng 平家 at pinatay sila sa dagat ng 壇ノ浦. Sa tingin ko, lohical na ang kuwento na hindi totoong 武士 yung 平家. At saka kinonpirma na hindi super hero ng gyera si 義経. 2022/04/04
BECHA☆
7
絵にした人もアニメにした人々も凄い、の一言しか出ないくらい凄い。2022/05/20