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出版社内容情報
黒人たちの陰惨なる現実に救済を求め、アメリカ音楽史を根底から更新するラッパー、ケンドリック・ラマー。その軌跡に迫る傑作評伝。
内容説明
400年にわたる人種差別の歴史は、際限なき警察の蛮行と監獄ビジネスを生み、貧困に喘ぐコミュニティはギャングの抗争とドラッグの蔓延に苦しんでいた―。黒人としてアメリカに生きることの怒りと哀しみ、地元への愛情ととまどい、成功してもなお自身を襲う鬱や葛藤を重層的に織り込んだリリックと、ジャズのスピリチュアリティやファンクのパワーなど、ブラック・ミュージックの歴史と蓄積の最先端を取り込んだ楽曲でヒップホップの可能性を拡張し続けるラッパー、ケンドリック・ラマー。『good kid,m.A.A.d city』、『To Pimp a Butterfly』、『DAMN.』(ピューリッツァー賞受賞作)の3作でまたたく間に頂点を極めたラッパーはいかに自身の表現を獲得したのか?アメリカ現代史やBLMと交差するその生涯をスリリングに描く初の本格評伝。
目次
1 奪われたグラミー賞
2 「カリフォルニア・ラヴ」
3 ケンドリック・ラマーの誕生
4 スター誕生
5 黒人の命のための闘い
6 キング・ケンドリック
7 「俺たち、きっと大丈夫さ」
8 ケンドリック、王位継承の夜
9 アメリカに広がる悲嘆
著者等紹介
ムーア,マーカス・J.[ムーア,マーカスJ.] [Moore,Marcus J.]
音楽ジャーナリスト、編集者、キュレーター、ポップカルチャー解説者。『カニエ・ウェストへの手紙』でエドワード・マロウ賞を受賞。Googleで全国シンジケートのプレイリスト作成し、FMラジオやポッドキャストに出演し、レッドブル・ラジオでのライブ・インタビューなどでゲスト司会者を務める。2009年には、ワシントンD.C.、メリーランド州、バージニア州北部の音楽とエンターテインメントを扱うサイト「DMVスペクトラム」を立ち上げる
塚田桂子[ツカダケイコ]
ヒップホップ・ジャーナリスト、翻訳家。95年に渡米し、ラマポ・カレッジ・オブ・ニュージャージーで音楽、アフリカン・アメリカン・スタディーズを専攻。音楽専門誌で取材やコラム執筆を行うほか、ヒップホップ/R&Bのアルバム・リリック対訳、ライナーノーツ執筆等を手がける。LA在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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