出版社内容情報
対談を通して氏の芸術観に迫る。オペラや脳と言葉についてなど。生涯にわたり時代と表現、そして自己と対話してきた吉田秀和の世界。
内容説明
日本と西洋、文化の新旧、ロマンティシズム、現代の芸術、オペラ、創造の秘密…。福田恆存、大岡昇平、浅利慶太、堀江敏幸、茂木健一郎氏らとの白熱の対話。
目次
「ロマンティシズム」について‐十九世紀への潮流with原田義人
新しい文化・古い文化with福田恆存
音楽の感動with由起しげ子
現代の音楽with林光
日本の芸術西洋の芸術with亀井勝一郎
日本の芸術の西洋における理解‐その一番奥のところはwith岸辺成雄
現代と音楽with遠山一行
芸術にとって現代とはwith加藤周一
日本の芸術と西洋with大岡昇平
日本のオペラ、そして演ずる心with浅利慶太
「源氏物語」から感ずるものwith竹西寛子
「書く」ことは「聴く」こと。with堀江敏幸
「創造」の秘密―脳と言葉と音楽とwith茂木健一郎
著者等紹介
吉田秀和[ヨシダヒデカズ]
1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め、『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、齋藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、93年、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し、吉田秀和賞が設けられている。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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