出版社内容情報
2001年に刊行以来、巨大な影響を与えてきた名著が復活。デトロイト・テクノの創成にブラックカルチャーの普遍性を問う。
内容説明
米国中西部の産業バブル崩壊後の腐敗から生まれたハウス／テクノの壮大なドラマ。７０年代ディスコ、８０年代シカゴ・ハウスからデトロイト・テクノへとポスト工業化社会の荒廃から立ち上る最後のフロンティアを、アフロ・アンダーグラウンドの壮大なドラマとして再構成、はかりしれない感動と影響を与えた伝説的なマスターピース。書き下ろし「１６年目のブラック・マシン・ミュージック」収録。
目次
ビギン・トランスミッション
第１章 女王たちのアンダーグラウンド―ＤＪカルチャー誕生
第２章 混乱の国―一九八〇年代のシカゴ・ハウス
第３章 ブラック・サイエンス・フィクション―デトロイト・ブラックとＰファンク
第４章 デトロイト音楽研究所―デトロイト・テクノの始動
第５章 メッセージ・トゥ・ザ・メジャース―アンダーグラウンド・レジスタンス
第６章 真夜中のソウル―ドレクシア、ムーディーマン、そしてＵＲふたたび
ファイナル・トランスミッション
１６年目のブラック・マシン・ミュージック
著者等紹介
野田努［ノダツトム］
１９６３年静岡県静岡市七間町の歓楽街に生まれる。２０１０年にオンラインマガジンとして『ｅｌｅ‐ｋｉｎｇ』を復刊させて編集人になる。現在はＰ‐ＶＩＮＥ／ｅｌｅ‐ｋｉｎｇ ｂｏｏｋｓにて単行本を編集（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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