出版社内容情報
天空と地球が創り出す魅惑の光景をKAGAYAが余すところなく写し取った。すべての写真が奇跡の一枚。待望の第二作品集。
KAGAYA[カガヤ]
1968年生まれ。星の世界を描き続けるアーティスト。世界に先駆けデジタルペインティングの手法を確立、国内外に多くのファンを持つ。プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」が全国各地で上映され大ヒット。作品展示や上映が世界的に行われている。
内容説明
命の光と星々の光の共演、月が演出する夜の世界…天空と地球が作り出す魅惑の光景を余すところなく写し取った。すべての写真が奇跡の一枚―「星景」写真、第二作品集。
著者等紹介
KAGAYA[カガヤ]
1968年、埼玉県生まれ。アーティスト。絵画制作をコンピューター上で行う「デジタルペインティング」の世界的先駆者。天文普及とアーティストとしての功績をたたえられ、小惑星11949番はKagayayutaka(カガヤユタカ)と命名されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PEN-F
40
例えば今、世界中の空間を飛び交っているであろう無数の電波が目に見えてしまったとしたら、ふと立ち止まって見上げた空に映るのは、どこまでも澄んだ青空でも雨上がりの空を彩る七色の虹でもないのだろう。電波に覆われた世界。電波がどんな形でどんな色なのかはわからないけど、もしも電波がとても綺麗なものであったとしても、人工的に造られたものは永遠に自然の力が生み出したものには敵わないと思う。綺麗とかそんなんじゃなくて生命の源みたいな力。空の力。地球の力。生命の力。目で見える綺麗な空はおまけなのかな。空も大地も生きている。2021/11/05
椛
18
こちらはKAGAYAさんの画集ではなく、写真集。 何も考えずにボ〜っと見てしまう写真の数々。気分転換にぴったりな写真集。2021/06/02
ぼりちゃん
18
宇宙と神話の世界を描くアーティストKAGAYA氏の風景写真集。宇宙が好きな私は うわぁ…とどれだけ声が出たことか!棚田の小宇宙、朝の宝石、銀河を照らす灯台、祝福の朝 はことばも出てこない…。そして、宇宙は宙にあるものばかりではないということ。水の中にも地にも空気中にもある。人の心の中にもある。それが宇宙なのだろう。子どもの時、流れ星を見かけた瞬間を今でも覚えている。宇宙の見えない向こう側から誰かが誤ってナイフで小さく宙を切ったように、子どもの頃の私には見えた。宇宙の向こう側には誰が住んでいるのだろうか。2020/09/20
風に吹かれて
16
ボリビアのウユニ塩湖。アンデスの標高3600メートルにある。雨期になると薄く水が張り、無風の日には直径何十キロメートルもの水鏡になる(p2-7、表紙も)。それが天空の無数の星々を映し出す。まるで、地球が宇宙を抱いているかのようだ。水を張った棚田など日本で撮影された写真にも目を見張らせられる。 銀河と、星空の下に輝く一本の桜の写真も素晴らしい。世界中の、日本中の、星空で輝く地球を見せてくれるKAGAYAの写真。このような景色は、平和でなければ見られないのだということを忘れないでいたい。 2017年刊。 →2024/08/25
かわうそ
14
深く濃く、澄んだ夜空に、星煙。今ある悩み事の全てを吸い込んで持って行ってくれ…もう空に解けたい。2017/08/08