出版社内容情報
パンクが生まれて40年目、その巨大な影響をトータルに検証する。そのはかりしれない力はどこからうまれ、何をもたらしたのか。
大鷹 俊一[オオタカ トシカズ]
ロック批評の第一人者。音楽誌などで活躍。『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『ビートルズとその時代』(シンコー・ミュージック)など著書、編著など多数
内容説明
パンク生誕40年!パンクは世界をどう変えたのか。多様な角度から問い返す、未完の音楽革命の軌跡と可能性。主要バンド論、必聴ディスクガイド。
目次
パンクは何を変えたのか
すべてはセックス・ピストルズからはじまった
炎上商法の先駆者、マルカム・マクラーレン
ヴィヴィアン・ウェストウッドとそこに息づくパンクの感覚
パンクと政治
パンクは全英に燃え広がった
パンクの空気を刻印した映画
パンク・ロックの原点としてのアメリカン・ガレージ・ロック
ニューヨーク・パンクの伝説―パンクの誕生
ポスト・パンク=ニュー・ウェイヴの遺産〔ほか〕
著者等紹介
大鷹俊一[オオタカトシカズ]
1951年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
出世八五郎
10
パンクの歴史を述べたもの。巻末にはディスクガイドがある。複数の音楽ジャーナリストが記事を書いている。自分はパンクが好きと思っていたが、本書の記事は深い詳しい。私はそこまで追及する態度でないので、非常に読むのが大変だった。本当にパンクに詳しくなりたい人におすすめ。2021/05/26
Natsuhiko Shimanouchi
2
40年経った今だからこそ見えてくるパンクが変えたものという趣旨で、それぞれの章も面白いけど、やはり音楽評論家だけからの視点ではパンクの革新性は俯瞰できないんじゃなかとも。クラブに関する言及がほとんどないのも物足りない感じ。2017/03/12
Tenouji
2
ロンドンパンクに憧れていた、頃の歴史を振り返りw。2016/08/08