国境を超える現代ヨーロッパ映画250―移民・辺境・マイノリティ

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  • サイズ A5判/ページ数 325p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784309276526
  • NDC分類 778.23
  • Cコード C0074

出版社内容情報

「移民・辺境・マイノリティ」をキーワードに現代ヨーロッパ映画作品・監督を包括的に紹介し批評する、画期的フィルムガイド&論考集

【著者紹介】
仏文学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』(サントリー学芸賞)、『異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論』(読売文学賞)、『アンドレ・バザン』等。訳書多数。

内容説明

国境線に対する映画作家たちの闘いと試みを250の映画と45の映画作家で探る。難民が押し寄せる欧州。映画は常に現実を追い越す。映画批評はそれを乗り越えることができるのか―。新たな切り口でヨーロッパ映画を読み解く画期的ガイド&評論集。

目次

第1章 移民映画の20年、10本(座談会―移民映画の20年、10本 野崎歓×渋谷哲也×金子遊;作品ガイド集―移民映画の10本)
第2章 境界線を探る監督たち―移民・難民・異郷・辺境・少数民族(西欧;中央ヨーロッパ;南欧;北欧;東欧)

著者等紹介

野崎歓[ノザキカン]
1959年新潟県生れ。フランス文学者。翻訳家。東京大学人文社会系研究科・文学部教授

渋谷哲也[シブタニテツヤ]
1965年兵庫県生まれ。学習院大学大学院博士後期課程満期退学。東京国際大学国際関係学部准教授。ドイツ映画研究。ドイツ映画の字幕翻訳も多数手掛ける

夏目深雪[ナツメミユキ]
批評家、編集者。映画を中心に、演劇やダンスについても執筆。慶應義塾大学非常勤講師(アジア映画)。フランス文学を学び、出版社勤務を経て1年間パリでシネフィル生活を送る。映画祭のコンペ選考業務にも携わる

金子遊[カネコユウ]
1974年生まれ。批評家、映像作家、民族誌学。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員、慶應義塾大学非常勤講師、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sachi_0211

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今年パリで狭量な人々に出会い、難民移民問題やテロがそうさせているのではないか、と思って興味を持った。移民が映画に現れてきたのは95年くらいからと20年以上前ということや、フランスの、言語が話せれば国民としての権利と義務を与えるという意識について知ることが出来、そういえば、明らかに中途半端なフランス語なのに、遠慮なくフランス語で答えてきたなあと思った。ケシシュの「クスクス粒の秘密」や「パリ20区、僕たちのクラス」を観てみたいと思った。2017/12/01

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