出版社内容情報
「移民・辺境・マイノリティ」をキーワードに現代ヨーロッパ映画作品・監督を包括的に紹介し批評する、画期的フィルムガイド&論考集
【著者紹介】
仏文学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『ジャン・ルノワール 越境する映画』(サントリー学芸賞)、『異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論』(読売文学賞)、『アンドレ・バザン』等。訳書多数。
内容説明
国境線に対する映画作家たちの闘いと試みを250の映画と45の映画作家で探る。難民が押し寄せる欧州。映画は常に現実を追い越す。映画批評はそれを乗り越えることができるのか―。新たな切り口でヨーロッパ映画を読み解く画期的ガイド&評論集。
目次
第1章 移民映画の20年、10本(座談会―移民映画の20年、10本 野崎歓×渋谷哲也×金子遊;作品ガイド集―移民映画の10本)
第2章 境界線を探る監督たち―移民・難民・異郷・辺境・少数民族(西欧;中央ヨーロッパ;南欧;北欧;東欧)
著者等紹介
野崎歓[ノザキカン]
1959年新潟県生れ。フランス文学者。翻訳家。東京大学人文社会系研究科・文学部教授
渋谷哲也[シブタニテツヤ]
1965年兵庫県生まれ。学習院大学大学院博士後期課程満期退学。東京国際大学国際関係学部准教授。ドイツ映画研究。ドイツ映画の字幕翻訳も多数手掛ける
夏目深雪[ナツメミユキ]
批評家、編集者。映画を中心に、演劇やダンスについても執筆。慶應義塾大学非常勤講師(アジア映画)。フランス文学を学び、出版社勤務を経て1年間パリでシネフィル生活を送る。映画祭のコンペ選考業務にも携わる
金子遊[カネコユウ]
1974年生まれ。批評家、映像作家、民族誌学。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員、慶應義塾大学非常勤講師、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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