- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > タレント
出版社内容情報
談志のもとに入門してから、蜜月の前座時代、二ツ目時代の確執と葛藤、苦難の真打昇進を経て、談志の死までをあますところなく語る。
【著者紹介】
1963年福岡県生まれ。会社員を経て、1988年、立川談志に入門、立川笑志となる。2008年、真打昇進と同時に「生志」に改名。各地の独演会などの落語会他、テレビ・ラジオにも出演。受賞歴多数。
内容説明
蜜月の前座時代、葛藤と確執の二ツ目時代、苦難の真打昇進を経て、談志の死に至るまでを語り尽くす。
目次
第1章 入門
第2章 前座騒動記
第3章 二ツ目までの獅子奮迅
第4章 最強の二ツ目より大事なもの
第5章 真打へのロング&ワインディングロード
第6章 笑志から生志へ
第7章 禍福はあざなえる縄の如し
第8章 最後の師匠孝行
第9章 今を生きる
著者等紹介
立川生志[タテカワショウシ]
1963年福岡県生まれ。福岡大学人文学部卒業後、(株)INAXに入社し営業マンとなるが、子供の頃からの夢を叶えるため2年で退社。1988年に立川談志に入門、立川笑志となる。談志も認める陽気な高座は、前座時代から「賞ハンター」の異名を持ち、若手落語家の登竜門と言われる『NHK新人演芸大賞』『にっかん飛切落語会』などで各賞を総なめにした。1997年二ツ目昇進。2008年4月、入門20年目にして立川流真打に昇進、立川生志に改名する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
16
立川談志の晩年の弟子。その実力は周囲から高く評価されていたが、何故かなかなか真打ちになれない。立川流は家元の判断のみが絶対基準である故、そのジレンマは最後には師匠である談志への不信となる。顧問である山藤章二の強力な嘆願書ですら一顧だにされない。師匠、何故? 本書は、そんな立川生志が真打ちとなるまでの過程と、師である立川談志との思い出を綴った正に愛憎の坩堝と化した師弟関係の記録である。焦りと闘いながら芸に邁進した辛い時期も、立川流で実力派と称される現在の姿からすれば修行の糧だった。落語は人なりの証明。2023/10/26
中年サラリーマン
16
ホント、立川流は色々な人材がいるなぁ。談志が残したのは古典落語の天才的再解釈かなぁとも思っていたが、本当に後世に残したのは個性豊かな弟子たちなのかもしれないなぁ。2014/03/01
テクパパザンビア
7
立川生志の落語を聴きに行きたくなった、笑志の落語は音源で聴いた事はありますが、やっとの事で真打に昇進された生志師匠の落語が聴きたい。同い年の誉、志の輔&談春師匠は優しいね、人間の幅を感じます。それに比べ志らくは⁉︎談志師匠が亡くなってヨイショだけの志らくはすぐにくたばるでしょう。2014/11/05
なつみかん
5
途中まで、ダークな談志師匠には堪らなく辛い思いだった。その分、真打ち昇進からの流れにはこれまた堪らず嬉しくて泣けてきた。生志さんにシンパシーを強く感じている。しかしこの一門の方々は皆さん書くのも達者ですね。2014/07/05
kera1019
5
上納金、昇進料、罰金、談志師匠の本の書籍代 … やっぱり落語立川流と言えばお金の問題が大きいですね。それにしてもキウイさん、雲水さんにもドツかれてるんですね…2014/01/31